留学コンシェルジュ

2015年を振り返って

アメリカ、カナダ、スイス(インターナショナルスクール)、ニュージーランド、そしてイギリスの初等、中等教育機関を訪問した今年でしたが、日本での教育のグランドデザイン、すなわち小学校から大学までの教育をどのように組み立てていくかということの違いを明確に認識できる年となりました。
英語圏の国においては、小学生、中学生時代に日本ほど生徒たちに学習させることはありません。難関大学を目指すために小学校時代から2-3時間、勉強に費やすことが当たり前になっている日本とは大きな違いです。
イギリスの小学校ボーディングスクールの場合を例にとると、寮は基本的に寝るために戻るのであって、自室で勉強するということはほぼありません。1部屋に4-5名の生徒が同居するため、プライバシーはほぼありません。
学校での授業そのものを大切にして、放課後はスポーツと芸術、音楽活動を行い、土日はリラックスするとともに、学校が準備したイベントに参加するという生パターンですが、国は違っても英語圏の中学生までのボーディングスクールでは、授業以外の学習時間が90分を超えることはまずありません。
このような環境にあって、小学校から留学した生徒の異文化適応の素早さも驚きでした。高校留学生と比較すると、倍くらいのスピードでさっさと寮生活に順応して行きます。自身も周囲の生徒たちもがり勉タイプの生徒はいないのですが、小学生留学の場合は、あまりにも周囲に順応するのが早いので、自国の文化習慣の維持や、自分のアイデンティティーの確立という哲学的な命題を親子で一緒に考え続ける必要があります。
学校評価の基準として、英語圏の国では偏差値がありません。繰り返しこのことは述べてきましたが、偏差値があるなしということよりも、日本から海外に留学する場合は、どこの学校を選択するかということを最優先して考えることが重要です。その理由は、英語圏の国々では、教育を選択するということが、学校と志願者とでフィフティーフィフティーということが彼らの常識になっているからです。
大切なのは、個人に焦点をあてて考えること、それぞれの志願者が自分の特性を生かす。そうすることで、学校も生徒も満足するという結果を生み出せる。そのような考え方を今年、私は今まで以上に確信しました。
これからも英語圏で初等、中等教育を考えているご家族に有益な情報を提供するように努力したいと思います。
皆様、良いお年をお迎えください。

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