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ボーディングスクールの自主学習について

アメリカのボーディングスクールには必ずスタディーホールという自習時間があります。おおよそ夜7時から9時の時間帯に行われます。日本であれば、この時間帯、進学を目指す小中高生にとっては、塾や家庭教師などとの勉強時間帯ではないかと思います。
スタディーホールの場所ですが、寮の自室が一般的には多く用いられます。図書館、あるいはダイニングホールなどを使う場合は、スーパーバイズドスタディーホールといって、先生の管理のもとで行われ、その対象者は成績不振の生徒に限られるのがボーディングスクールの一般的な規則です。
日本であれば、成績を上げるには、「教えてもらう」ことが基本となり、教えてもらう内容とは、あくまでも試験に出ることが中心です。一方でボーディングスクールの場合は、学校の入学難易度が上がれば上がるほど、生徒の自主的な学習が重んじられるようになり、学習不振の生徒でさえも問題は自分で解決することが求められます。
ボーディングスクールの生徒にとっての成績不振とは、あくまでも授業でやっていることの内容が理解できていない、宿題の出来が良くないあるいは未提出がある、授業への参加が積極的でない、あるいは参加度が低すぎるなどがその問題点であり、試験結果が悪いということのみで判断されることはありません。
日本的に表現すれば、ボーディングスクールは進学のための「予備校化」されていないということになります。では、ボーディングスクールの生徒たちはどのようにして受験勉強をしているのでしょうか。
彼らにとっての受験勉強とは、SATです。また、日本人留学生の受験勉強とはSATにTOEFLを加えたものになります。SATの基本は英語と数学です。SATはアメリカにおける統一された大学受験のための試験であり、受験機会はTOEFLと同様に1-2ヶ月に一度誰にでも与えられます。この2種類の試験をすでに受けられた人には、理解できると思いますが、試験の内容が超難解ではありません。
中学、高校としっかり勉強していれば、みな高得点を得られるように試験そのものが設計させているといえます。
ボーディングスクールでは、日本的に考えれば、驚くほどSAT対策をしません。対策そのものは生徒が考えることなのです。もし、その対策が必要であれば、そのプランニングは先生も手伝いますし、解らないところはいつでも先生が質問に答えます。生徒の勉強はシステムに依存するのではなく、自らが自主的に作り上げるというのが、ボーディングスクールの学習の基本にあることは、間違えありません。
つづく

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