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Suffield Academy、Willston Northhampton School訪問

前日に続き、ボーディングスクール2校訪問を訪問しました。下記に両校の基本データを示します。
Suffield Academy
総生徒数 415人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1833年
寮生の比率 67%
留学生の比率 18%
TOEFL点数 65点以上
Willston Northhampton School
総生徒数 440人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1841年
寮生の比率 66%
留学生の比率 20%
TOEFL点数 40点以上
昨日のブログで私は総生徒数と寮生の数、そしてESLの有無のデータを見ることで、それぞれのボーディングスクールのおおよその入学難易度がわかると述べました。その基本に従って、上記、今日の訪問校2校はBerkshire School、Miss Porter’s Schoolに比べると明らかに留学生の入学難易度は低くなります。
入学難易度という点からみたこの2校は、両校ともESLの有無についてはYESとBoarding School Reviewにリストされています。そこが、Berkshire School、Miss Porter’s Schoolとの明確な違いです。
2校の留学生の受け入れとESLサポートについてより詳しく調べると、両校とも留学生に対して、学習面で専従のスタッフを置いています。留学生は自国の生徒と違って、学生ビザの取得、渡航時の出迎えと帰国時の空港への見送り、その他、入学時の学校生活に欠かせない身の回りの品々の購入など物理的に学校が支援する必要があります。そして何より異文化への適応と語学力のハンディを乗り越えるためサポートが必要です。
一方でESLがない学校は、留学生が語学面、生活面で最初から現地の生徒と同等に生活できるだけの力を持っていることを要求します。
上記、2校を比較した場合、総生徒数の数とESLクラスありという同じ条件であってもTOEFLの点数の要求に大きな差があり、明らかにWillston Northhampton Schoolのほうが、Suffield Academyよりも留学生に要求する英語力は低いことが理解できます。
この両校に合格した場合、Suffield Academyのほうが、英語力の要求が高かったのでそちらに入学するということになるでしょうか。
英語力の要求のみで学校を決めるというケースはとても稀です。では、どのようにして実際に自分が学ぶ学校は決定されるのでしょうか。
その決め手が学校訪問と言えます。今回は、夏休み中ですから、キャンパスに生徒はいません。また、来年の入学のためのアドミッションスタッフの準備も9月の新学期からスタートするのが一般的ですから、この時期の訪問では、ノーネクタイにスニーカーというカジュアルな格好をしています。そのリラックスムードでの学校にあっても、そこで生活する職員の人たちの様子や改装中、建築中の建物などから、学校の雰囲気や活気などが感じ取れます。
自分の印象を大切にして、優先順位を決めることで、学校選定は進んで行くというのが、ボーディングスクール選びの現実です。

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