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Berkshire School訪問

ボーディングスクールにとって、生徒が安心して学習に専念できる環境であることは学校運営において優先順位の最も高いことです。
それぞれの学校が独特の個性を持つボーディングスクールですが、大きくその立地環境を分類すると、地方の小さな町にある学校、周囲が自然に囲まれている独立した田舎の環境にある学校に分けられます。
一般的には、小さな町にある学校というのは、設立の歴史も古く、町の住人もボーディングスクールについて良く知っていて、学校関連の人たちも多くその町に住んでいます。たとえば、アメリカを代表する著名なボーディングスクールPhillips Exeter Academy、Phillips Academy Andoverなどは、町の名前がそのまま学校名となっていて、学校と町が結びついて機能している典型と言えます。
さて今日、ご紹介するBerkshire Schoolは完全に自然の囲まれた環境に位置している学校です。下記に基本データを示します。
Berkshire School
総生徒数 405人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1907年
寮生の比率 91%
留学生の比率 17%
TOEFL点数 80点前後
SSATのスコア提出必須
一般にBoarding Schoolの留学生に対する入学難易度は総生徒数と寮生の数によって決まります。もちろん、それぞれのボーディングスクールのアドミッションオフィスの生徒募集方針によって、毎年の入学難易度は変わる場合がありますが、出願の目安にはなります。
ボーディングスクールのポータルサイト、Boarding School Reviewを見ると、ボーディングスクールの総生徒数の平均は295人、総生徒数に占める寮生の比率は68%となっています。また、ESLクラスがYesかNoかという項目もあります。
総生徒数と寮生比率が平均を上回り、ESLクラスがNoであれば、その学校は留学生に対して現地生徒と同等の英語力を要求していることになりますから、TOEFLは最低でも50-60点くらい必要となると考えられます。
このような基準を基にしてBerkshire Schoolを考えた場合、その入学難易度は日本人志願者にとってかなり高いと言えます。
設立されてから100年以上を経過している学校ですが、その施設はどれも新しく、きちんと整備され、維持されています。学校内に天文観測所があり、メイン校舎から徒歩で3-4分のところにあるスポーツ棟はなんと室内アイスリンク2つを有します。
その維持だけでも相当な費用と労力が必要です。さらには、屋外のサッカー、アメリカンフットボール、野球場なども完璧で、室内温水プールやスカッシュコートも完備されています。
これらの施設の意味するところは、学業、スポーツ、芸術の完全な調和による生徒の人格教育にあります。
何度訪れても、広大な自然にたたずむBerkshire Schoolは、新鮮な驚きと私にもたらしてくれます。

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