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学校訪問の重要さ - ボーディングスクール留学

中学、高校留学において、学校訪問はとても重要な留学プロセスの一つです。最近ではコミュニケーション手段の発達で学校訪問をしなくてもスカイプなどでインタビュー(面接)ができるようになりました。また、学校情報もネットを通じてかなり入手できるので日本からの留学生の場合、学校訪問をせずに留学先を決める場合もあると思います。
もちろん、日本だけでなく母国の人たちでさえもスカイプインタビューを利用して学校の選択をすることも十分可能です。
それでも私は学校訪問をお勧めします。アメリカだけでなく、スイス、イギリス、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアでもまったく同じです。
「2時間ほどの学校訪問ではその詳しい内容まではわからない」という意見もあります。
しかし、今まで数百回の学校訪問で私が訪問者と共に感じるのは、それぞれの学校の詳しいデータではなく、学校の佇まい、生徒や先生たちの表情、空港からそこに至るまでの雰囲気、そしてそれぞれの学校の「顔」であるアドミッションスタッフ印象などです。それらは、訪問した人たちの今までの学校概念の感覚を大いに刺激し、また変革のきっかけを与えます。
学校訪問を終えて、留学を経験した人であってもなくても、一様にみな訪問の重要性を認識されます。そして、みな来てよかった、学校を見てよかったと言います。「良さ」の内容は、おそらく日本の学校やそれを取り巻く環境、その文化の違いがはっきりと留学する本人、親にわかるからであると思います。
確かに2時間あまりの学校訪問において、施設見学をしたところで、実際の運用については、本人が来てみなければ始まりません。どのような人がルームメイトになるのか、またクラスの編成や授業内容までを学校訪問で理解するには至らないと思います。それでも、それぞれの学校の生徒たちや先生と会い、授業を見学し、多くの場合、日本の学校とは違って、大袈裟な歓待を受け、こちらは多くのことを言えずにもじもじとするなど、学校訪問のインパクトはやはり体験したほうがいいと私は確信します。
いくらコミュニケーションの機器が発達して、現地に行かなくてもかなりの情報を入手できるようになっても、データという論理で自分を満足させられないのが人間なのだと思います。
学校を決めるという作業の核心は、自分自身が決めることができるという「意識」を充実させることでなされると思います。それが、留学する本人の責任感を育てると思います。
学校訪問をこれからも私は大いに皆さんに勧めていきます。

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