留学コンシェルジュ

日曜コラム 私のコンサルタント体験

留学コンサルタントになってから34年が経ちました。
長くもあり、短くもあった34年間ですが、
今でも現役で仕事ができることに感謝しています。
さまざまな生徒と会えるのが、年を重ねるごとにより楽しくなっています。
彼らの親についても同様のことが言えます。
世の中にはいろいろな家族があり、一つとして同じ家族はありません。
英語圏の異文化ならずとも、それぞれの「家族」文化を見極めることも
コンサルタントにとって必然です。
今では私よりも年上のお母さんはいなくなり、
私より年上のお父さんもきわめて稀になりました。
しかしながら、親の年齢がどうであっても、生徒との対話に私は違和感がありません。
むしろ、新たな生徒と相対する度に、ベストな学校探しのために、
真剣勝負に臨む覚悟がより研ぎ澄まされていきます。
彼らをより良く知るための努力をしなければ、私の仕事がなりたちませんから。
その過程で、いろいろと質問を投げるのですが、
その返事がみなとても真摯であり、率直なのです。
それを感じる瞬間に私は、最初からできない子ども、ダメな子どもなど
世の中に一人もいないと確信を持ちます。
また、同じ家族でもお父さんから聞くわが子と、お母さんのそれでは、
まるでイメージが違うということもよくあります。
そのような時に「家族とは」ということを考えさせられます。
父と母というそれぞれの立場でわが子に対する思いは共有できても、
アプローチや共感の仕方が全くといっていいほど違うのです。
だから、子どもが成長するように家族も成長していくのだと思います。
子どもに対する真っ直ぐな思いを感じる度に私はいつも安心します、ホッとします。
そして、留学はきっとうまく行くと確信を持つのです。
うまく行かせるのは、本人の留学後の自助努力によるところが
大きいのですが、それを引き出すのが、親であり、
留学先の環境であり、コンサルタントであることは間違えありません。
それ故に、コンサルタントは、不断の努力と
自分の専門分野に対する勉強が不可欠です。
的確な情報と判断力がなければ、コンサルタントは学校からも親からも、
そして留学をする本人からも信頼を得られません。
そのような状態で、自他ともに満足する仕事ができるわけがない。
やはり、仕事はいつでも楽しくあるべきですし、新たに開拓すべきであると思います。
それが自分が成長する糧になり、結果としてより多くの家族に
喜びをもたらすことになります。
これから9月にかけて、多くの生徒が海外に飛んでいきます。
しっかり気を張って仕事を続けたいと思います。

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