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日曜コラム ボーディングスクールの面接について

ボーディングスクールの面接に臨んで、
大切なことを学校管理者の人たちに尋ねました。
現在、アメリカ東海岸地方を飛行機と車を使っての学校訪問の最中ですが、
行く先々の学校で校長先生やアドミッションスタッフに面接要領を尋ねることは、
コンサルタントとしての私の大切な仕事でもあります。
中学レベルのジュニアボーディングスクールでのインタビューと
高校としてのボーディングスクールのインタビューでは、当然のことながら
求められる英語力、知識、表現力などが異なります。
今回は、私のボーディングスクールランキング4、ESLのない学校での
面接を基本に考えてみたいと思います。
具体的な質問事項を列挙して、それに対する受け答えを暗記するようなことは、
ランク4の学校においては、有効ではありません。
学校が求めているのは、出願者の知識や英語力の程度ではなく、
出願者と学校の相性、マッチングです。
そこを見極めることが、お互いの目標達成のために最も必要な要素となります。
では、相性がいいということは、
面接においてどのような形でもたらされるのでしょうか。
あるジュニアボーディングスクールの中学部門、
責任者の先生は学校の理念(ミッションステートメント)
が自分のボーディングスクールのあるべき姿と
共通しているかを学ぶことが重要であると言います。
いずれのボーディングスクールも理念としているのは、
人間としての誠実さ、勤勉さ、チャレンジの精神、
不屈の努力といった極めて精神的、観念的なものです。
もちろん、このような理念は、試験で計ることも、
点数化することも不可能であると思います。
それ故に、志願者にとっては、自分の得意な分野でその理念をいかに達成し、
不得意な分野をどのようにして解消していくかを説明することが面接では、
求められると思います。
そのためにそれぞれの学校理念に対する解釈、そして
活用のための思考回路とその表明を、アドミションスタッフは聞きたいのです。
ボーディングスクールスタッフは、決して模範回答を期待していません。
回答に込められた一人ひとりの志願者の情熱や意欲を見ています。
そのために面接は、「楽しい会話」でなければなりません。
自分を解ってもらうことが、どれほど喜ばしいか、よどみなく言葉が流れるかを
アドミッションスタッフは期待しています。
つづく

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