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教育の多様性を考える 5 ESLクラスの実際

<前日のブログに続きます>
ESLクラスというのは、大学あるいは成人のための英語研修機関として考案され、発展してきました。英語圏の国々では、それが中等教育の現場まで波及しています。そうする必然性があるからです。
欧米のボーディングスクールにおいては、学齢児の減少や景気の低迷などから、留学生を積極的に受け入れなければ、多くのボーディングスクールが閉鎖せざるを得ないでしょう。しかし、留学生を積極的に受け入れることで、学校文化という面では、生徒の多様性がめざましく拡大されました。また、10代前半の生徒にも、安全で確実な英語学習と異文化習得の場が作られたことは、グローバル社会がもたらしたメリットといえると思います。
ESLクラスはおおよそ2種類に分類されます。一つはクラスというよりもサポートとしてのESLクラス、もう一つは独立した留学生のためのESLクラスです。
サポートとしてのESLは、先生が生徒に文法や読解を教えるものではありません。クラスの人数は10名以下で、サポートクラスの生徒たちは英語がある程度は出来るということが大前提になります。英語クラスで現地の生徒と一緒に勉強する代わりに、サポートクラスで英語クラスの代用をするわけですが、その実態は、社会系、理科系、数学系の主要な科目のサポートなのです。したがって、サポートクラスの生徒は独立して自主的に学習できる意欲とある程度の学習技術の基礎を持っていないといけません。
ESLサポートは、基本的にはボーディングスクールの場合、10年生までで終了することを目標としています。高校最後の2年間は正規授業のみで終了するくらいまでの英語力がないといけません。
もう一つのESLクラスはESLイングリッシュであり、ESLヒストリーなど、正規クラスの完全な代替えです。したがって、クラスを構成している生徒はおおよそ同等レベルの英語力であることが求められます。クラスの人数は10名くらいが標準で、クラスのレベルは2段階、あるいは3段階に分かれ、年齢ではなく、能力別に振り分けられるのが一般的です。
できるだけ早く、この独立ESLクラスを出ることをお勧めします。せっかく英語圏に来ているのですから、英語を母国語としている人たちと勉強するのが、当たり前という心意気が大切です。
いつまでも、留学生同士で勉強していたのでは、知的なインパクトも薄く、慣れあってしまいます。また、英語のハンディを克服する時間もいたずらに延長されてしまいます。
つづく

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