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♯3 ジュニアボーディングスクール―学校選定の要素

下記のリストを掲載するのも3度目になります。
今週火曜日のブログに続き、ジュニアボーディングスクールの学校選定について述べます。リストの数字の読み方は、火曜日のブログをご参照ください。
★Cardigan Mountain School(6~9:200/225)
★Eaglebrook School(6~9:205/256)
★Fessenden School (5~9:105/528、注:通い生徒幼~9)
★Hillside School (4~9: 102/160、注:通い生徒幼~9)
 
Fay School(7~9:148/466、注:通い生徒は幼~9)
Rectory School(6~9:246/148、注:通い生徒は幼~9)
Rumsey Hall School (5~9:139/335 、注:通い生徒幼~9)
Indian Mountain School (6~9: 82/239:注通い生徒幼~9)
Bement School (3~9:43/219、注通い生徒幼~9)
North Country School (4~9:48/68、注:通い生徒4~9)
英語圏全般に言えることかもしれませんが、彼らの学校選定の基準は、本人および本人をサポートする人々、すなわち家族や親族の人たちの学校へ印象によるところが一番です。
それ故に、私が学校訪問を重視することもすでに述べました。
彼らが思うのは、「学校に子どもを教育してもらうというよりも、家族の教育方針にどの学校が一番近いかという感覚」ではないかと思います。日本的に言えば、感覚はあてにならないが、データは客観的であり、信頼できるということになるのかもしれません。しかし、主人公は、あくまでも生徒そのものであり、彼らが生き生きと学校生活を楽しめなければ、データは情報としての価値がありません。
あるジュニアボーディングスクールのアドミッションスタッフが、日本人生徒の高校進学と大学入学についてとても興味深い話をしてくれました。
その生徒は、ジュニアボーディングスクールから高校に進学するときに、あえて点スクールズを避けて、英語力および学力に余裕を持って臨めるボーディングスクールを選択したそうです。そこでの学校生活は、ジュニアボーディングスクールに引き続き楽しめるものであったので、結果的にアイビーリーグ大学に入学することができたというのです。
アドミションスタッフが強調するのは、もしその生徒が無理して学力的に難易度の高いトップスクールに行ったとすれば、そこでの無理のある学校生活のために、アイビーリーグ入学は到底望めなかったであろうということです。
もちろん、その生徒の人生は、実質的に始まってはいません。社会に出てからが本当の人生の始まりです。しかし、無理のない、いわばポジティブに彩られたそれまでの学校生活から、その生徒が学びうる人生は学業のみならず、とても大きいものではないでしょうか。
データを重んじる日本式の学校評価に加えて、実際に学校を訪問し、家族の感覚を学校選定に活かすことは、留学する本人の将来を明るく照らす一つの手がかりになると思います。

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