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ギフテッドチャイルドと留学 3

<昨日のブログに続きます>
「ありがとう」、「ごめんなさい」、「大好き」という3つの単語が持つ効果が日常で少しずつ表れてくるに従って、お母さんは、過去を振り返える余裕がでてきたと言います。
今まで、わが子の教育対策に熱心に取り組んでいたお母さんは、自分の意識がそのために集中しすぎてしまい、ご主人のことを受け入れる余裕がないばかりか、すぐに否定してしまっていた自分に気づきます。
「漢字が書けないのは本人の努力不足なんじゃないか」と言われると、まず「そうじゃなくて・・・」という否定から入り、自分がいかにわが子のディスグラフィアについて研究し、取り組んでいるかという説明に入って行きます。専門的知識のないご主人にとっては、お母さんの言っていることがどれだけ理解できているかという問題もあると思います。
ご主人も忙しいご自身の仕事をこなしながら、家に帰ってくるわけですから、お互いの気持ちに相手を受け入れる余裕がないまま、話が進んでいけば、自己主張のぶつかり合いになってしまいます。結局、「わかってくれない」とうい残念な結果しか生まないのではないでしょうか。
お母さんは、ギフテッドチャイルドに関する知識を増やすことはできても、専門家ではありません。専門的な処置や対策は、それなりの専門家の先生方に任せるしかありません。そのうえでお母さんができることは、わが子が安心して過ごせる家庭を作ることです。
家庭で過ごす時間と専門的治療を受ける時間とでは、圧倒的に家庭での時間が多いわけですから、その環境の中心人物であるお母さんの精神が不安定では、どのような専門的処置や対策が施されたとしても、主人公であるわが子の活路は見いだせないと思います。
「ありがとう、ごめんなさい」という言葉は、相手を受け入れ、認めているという明確な意思表示にほかなりません。そして、「大好き」という言葉は相手を受け入れ、認めることにさらに加えて、自分が自ら進んでそうすることの表現です。
家族とは本来そうあるべきであることは、家庭を持っている人のすべてが、理屈では「百も承知」していることです。しかし、解っていても、出来ないことが、私たちの日常では、たくさんあります。そのカギを握っているのは、単純に私たちの感情であると改めて私は認識します。
ギフテッドという言葉のニュアンスは、私には天啓と理解できます。天の意思であるならば、それを感謝して受け入れよう思いきれば、必ずギフテッドの人たちの良いところを見るようになります。
良いところを見ることが習慣になると、積極的に成れます。積極的になれれば、大切な意識を最優先して考えられるようになります。その結果、家族の絆が更に太く強くなることは間違えありません。
ギフテッドセミナーに参加して、あるお母さんのスピーチを聞き、生かされていること感謝の気持ちの大切さを新たにしました。

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