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留学生の本音 ― 留学は親の意思3

学校訪問をしているといろいろなタイプの日本からの留学生に会います。日本から英語圏の小学、中学、高校のボーディングスクールへ卒業を目的として単身留学する生徒の総数はおそらく1000人に満たないのではないかと私は思っています。できることであれば、万単位の数の生徒が世界のボーディングスクールで学んで欲しいと思います。
とても残念なのは、学校訪問時、そこで学んでいる日本人留学生が稀にですが、自分の学校に批判的である場合です。たとえば、「早く日本に帰りたい」、「この学校は留学生が多すぎる」、「周囲はあまり勉強しない」など、受け身な姿勢で本音を語られると私は彼らに「では、日本に帰って元の学校に復帰すればいい」と言いたくなります。また、留学生の人数は、本人がいくら努力をしても変わらず、周囲の生徒たちがあまり勉強していないことが、自分が勉強しない理由にはなりません。
逆のケースもあります。入学難易度が比較的低い学校に、学習力と英語力が卓越した日本人留学生がいることがあります。親の転勤などでその地域のボーディングスクールに通うといった場合です。
なぜ、20-30分の会話でそれらの生徒の優秀性がわかるかというと、英語でのコミュニケーションの流暢さに加えて、学校生活の捉え方がプラス思考で、批判的な意見を彼らは持っていないのです。
自分に与えられた学習環境のなかで、恒に良いほうに解釈し、それを最大限に生かす工夫や努力が見られます。勉強に関しても、彼らが特別に猛勉強をしているわけではなく、スポーツや週末の学校活動、音楽ないしは芸術などに取り組んでまんべんなくボーディングスクールライフを楽しんでいる様子がこちらに伝わってくるのです。
留学の主人公はあくまでもそれを行う人にあります。日本からの留学生の場合、ほぼ例外なく、英語力というハンディがあります。それ故に、どうしてもESLクラスのあるボーディングスクールを選択しなければならなくなり、そこで学ぶ日本人がグループを作り、異文化に適応するよりも、小さな日本人グループで固まって、周囲から孤立してしまうという状況は良く見られます。
初年度はそれも仕方ないことでしょう。
親主導で留学が行われた場合は特に、留学を他人事にように捉える留学生がいたとして、彼らを批判してもおそらく、お互いの時間の無駄と言えるでしょう。
彼らにとって、留学を全うするために積極的な人よりも1年、あるいは2年という適応期間が必要かもしれません。その時間を与えてあげることが、彼らの資質を伸ばして、本音をポジティブにするために必要と思います。

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