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プラス思考の教育 6

学校でのIT活用は、英語圏の学校、特にボーディングスクールではかなり優先順位の高いことです。今まで、いわゆるペーパーで処理されていたものが、年を追うごとにペーパーレスに変わっていきます。
変化を積極的に取り入れるところが、日本の初等、中等教育機関とはかなり異なるのではないかと思います。
IT活用の例を挙げてみます。
出願:テンスクールズへの出願は、ほぼオンラインとなりました。もちろん、テンスクールの10校とも、ダウンロードできるオリジナルペーパー出願書類、自校のホームページでのオンライン出願が可能です。しかし、ボーディングスクールへの出願において、単願は稀ですから、SSAT、Gatewayなど、学校が認めたオンラインによる出願が最も合理的で無駄と労力を省くことができます。
ESLクラスのない、ランク4とランク5のボーディングスクールにおいては、オンライン出願が今後、主流になることは間違えないと思います。日本からの出願者も最低限のパソコン入力技術と英作文力が求められることになります。
合格後の登録(レジストレーション):入学の手続きには、学校との契約の締結、本人の健康に関する詳細な情報、家族情報、許可関連情報を学校に提供する必要があります。また、授業料の10%程度の支払が必要です。
ここ数年で登録もすべてオンラインで行う学校が増えてきました。そのソフトが開発されて、ペーパーレスになりつつあります。アメリカの場合、ビザ申請もすべてオンラインでなされるようになりましたが、それと同期するように中等教育ボーディングスクールにおいても、オンライン化が進んでいます。
成績と費用の出納:この情報をペーパーで親もとに送付するボーディングスクールはなくなりました。ほとんどのボーディングスクールが各生徒のアカウントを作り、そこにIDとパスワードでログインすれば、本人の学業成績、先生からのコメント、費用に関する情報、出席状況が一覧できるようになっています。
学校からの連絡事項:親への連絡はメールによる配信が一般的です。また、書面で残さなければいけないような重大な規則違反を生徒が犯した時も、その連絡はメールによってなされます。10年くらい前までは、重大な情報は「紙」で送られてきていましたが、今はペーパーレスです。
ITという時代の流れを、何のためらいもなく、すんなりと取り入れる、それがボーディングスクールという組織のブラス思考であると私は思います。

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