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能動的教育 6 

<前日のブログに続きます>
小学校で学ぶことを日本と英語圏で比較した場合、その量は日本が英語圏を凌いでいると思います。しかし、量ではなく、何をどのようにして学ぶかといういわば、質に関連する問題については、日本は英語圏からより多くのことを学び取りいれる必要がありそうに思います。
第一にクラスの人数ですが、小学校から高校にかけてボーディングスクールにおいては1クラス20名を超える学校はありません。1クラスの生徒数が少なければ少ないほど先生と生徒の対話は多くなるばかりでなく、生徒同士も意見の交換ができます。それが当たり前のこととして小、中、高と12年間継続されれば、ディスカッション、プレゼンテーション、そしてスピーチの技術も大きく向上することは間違えありません。
第二に読み書きする力、いわゆるリテラシーですが、英語圏では本人の発想や着想を大切にしたうえで、作文するという方法が用いられます。ところが、日本ではそれが徹底されていないために、自己表現という分野が英語圏よりも劣っているのではないかと思うのです。
たとえば、1年後くらいに留学を控えた生徒たちの出願準備をする際、ボーディングスクールによってはいろいろな角度から生徒の意見を求めるのですが、それに対する回答が「かなり難しい」のです。すなわち、与えられた課題をこなすことについては、すなおに反応できるのですが、意見を求められることが日常の学習において少ないので、着想や発想そのものが希少なのではないかと思います。
第三に学習以外の活動についてです。イギリスのジュニアボーディングスクールでもご紹介しましたが、The other halfと呼ばれる主要科目教科以外の学校活動では、体育、芸術、音楽などの活動はもちろんのこと、寮での生活態度、勤勉さ、努力度、正直さ、奉仕の精神などもとても重視されます。
アメリカの場合、ボーディングスクール全体の方針として、寮生活は小学校6年生以上からと考えられていて、小学校において寮生を積極的に募集している学校はありません。それでも、The other halfという精神は中学、高校のボーディングスクールにおいては明確で、スポーツが奨励され、芸術、音楽も大きく学校生活の中に取り入れられ、それらの分野で活躍した生徒たちは、その程度に合わせてしっかりと表彰されます。
さらには、努力の進展が顕著であった生徒も表彰されます。
このような教育ソフトの積み重ねで、彼らは大学に進学する準備を整えることになります。

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