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能動的教育 1 

<土曜日のブログに続きます>
パラダイムというのはものの見方、考え方でそれをシフトする、すなわち変えるというテーマで2週間ブログを書きました。「教育の考え方を変える」かぎは、受け身学習の姿勢を能動的に変えていくことに帰結すると私は考えています。
勉強するという動作はあたかも能動的なのですが、実は「与えられたこと」に対する行動であり、勉強する「源」は自分で考えたり、作ったものではありません。ところが、殆どの生徒や保護者の人たちはこの「与えられる」ということに対して、根源的な疑問は持ちません。このパラダイムの中で、殆どの親は、わが子に対して、「欲が出ればいい」と感じています。たとえば、テストで80点をとってくれば、それで満足せずに「欲」を持てとなり、300人中50番くらいであれば、より上位を目指すために「欲」を持ってほしいわけです。
問題はその「欲」がどのように発生し、成長し、さらに進展するかということですが、学校での学習のみならず、塾や家庭教師などの学習補助を積極的につけていても、淡々と課題をこなすだけで、生徒たちの「欲」の根源を問題にし、それを真摯に追求するということが日本ではないに等しいのではないかと思います。
教育とは、本人のやる気に火をつけることであるわけですが、どうしたらやる気がでるのかを研究し追求しなければ、この金言は絵に描いた餅になってしまいます。
やる気すなわち欲を生み出すためには、本人の精神的渇望がなければなりません。渇望をもたらすのは、「自分はこうありたい」という願望です。それは希望や夢といってもいいと思います。
余談とも言えますが、日本の戦後を考えてみてください。主要な都市はほぼ廃墟となり、衣食住に事欠き、生きていくことに必死というゼロから日本はスタートせざるを得ませんでした。貧困だからこそ、「こうありたい」とか「~が欲しい」という希望や夢を実現化する猛烈なエネルギーが生まれました。「どうでもいい」というところからは、何も生まれません。そのような「人」の行動パターンを冷静に観察すると、精神の豊かさとは一体何かと考えざるを得ません。
さて、今の世の中で、ほぼ満たされている若者たちに向かって、「夢を持て」とか「欲をだせ」というのは、大人からの押し付けに過ぎないのではないかと思います。
つづく

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