日曜コラム 「道を聞かれる」
以前にもご紹介させていただいたのですが、私は良く人に話しかけられます。
たとえば、私のオフィスのパレスサイドビルのレストラン階、駅、
時には、デパートや服の売り場でも話しかけられます。
数か月間、話しかけられないと、「そろそろくるぞ」と思っていると、
「あのー、すみませんけど、~へはどう行ったらいいでしょうか」などと
話しかけられます。
最近、昼の皇居一周ジョギング後、ストレッチを終えて、
オフィスに戻る信号待ちで、2人組の外国人男性から、「シンジュク」と
話しかけられました。
Which way to Shinjuku? We wanna walk there.
この人たちは皇居から新宿まで徒歩で行きたいわけですが、
咄嗟に言葉が浮かびません。
道順を私自身がわかっていないのですから。
しかし、すぐに皇居の北側が武道館、そして武道館に隣接して靖国神社、
その靖国通りは新宿に繋がっているというところまで、思い描けました。
皇居一周コースとともに、私は九段会館、北の丸公園、武道館、そして
国立公文書館、近代美術館コースも時々ジョギングしていることが、
こんな時に役に立ちました。彼らに、目の前のお堀端の道を指さして、
Follow this road for 3-5 minutes, then you will see police box at the (street) crossing. Ask policeman for Shinjuku.と言いました。
彼らは、私に「ジョギングかい。楽しんでください」と言ったので、
私も彼らにHave fun!と言いました。
あの英語はおそらくアメリカでしょう。ただし、
西海岸の住人でないことは発音から、明らかです。
少し前になりますが、
紅葉の時期、皇居が一般に開放された時は、たくさんの人が皇居の北側、
平川門から乾門にかけてあふれました。
ジョギングは到底できるものではありませんでした。
その時も中国から来た人たちに話しかけられました。
たしか、「トウキョウ駅はどっち」と英語で尋ねられたと思います。
円安、きたるオリンピック、ヘルシー日本食ブームなどで、
日本へ来る外国人が増えるといいと思います。
これからバブル期の景気が日本に戻ることはないでしょうから、
世界に誇る日本の文化をより発信することは、これからきわめて重要と思います。
私がストリートで話しかけられる間隔が徐々に縮まっていくといいと思います。