留学コンシェルジュ

教育のパラダイムシフト 3

<前日のブログに続きます>
高校生までの留学における苦労と大学生以上の留学の苦労は大きな違いがあると思います。高校生以下の留学の苦労は回避することができません。
一般的には自立心と良識が確立できている大学生のほうが、確実で安全な留学ができると思われがちです。しかし、実際は大学生や成人の留学のほうが、自由度が大きい分、苦労を回避しようと思えば、いくらでもできますから、その結果に大きなばらつきがみられます。
高校生以下の留学においては、彼らの立場は「未成年(マイナー:Minor)」ですから、英語圏であっても、本人が自ら大きな決断を下すことができません。たとえば、ボーディングスクールでは週ごとに手渡されるお小遣いの金額ももちろん親が決めますし、成績も本人に手渡されるだけでなく、親にも同時に送られます。週末に友人宅に宿泊することももちろん親の許可が必要ですし、旅行などの学校イベントへの参加も親の許可を求められることが多いのです。
日本にいた時とは考えられない「自由度」の違いに、留学生たちは最初、ショック状態に陥ることもあると思います。さらには、言葉のハンディと文化習慣のハンディが加わりますから、その苦労の度合いはおそらく体験した本人でなければ解らないのではないかと思います。
ここからが留学における教育の始まりです。
初等、中等教育機関に留学した生徒は、この時点で日本の社会と一旦、切り離されて、独自で生きていくことを求められます。もちろん、個々の留学生に割り当てられた現地アドバイザーや、寮のハウスペアレントなどは、彼らの強い味方なのですが、問題は留学生が彼らとうまく使えるだけの語学力も文化的背景も留学当初は持っていないということです。
では、留学生のSOSはどこに発信されて、誰に届き、どのように対処されるのでしょうか。
もちろん、SOSを一番受け止めるのはお母さんです。また、受け止めるだけでなく、お母さんからの発信も留学当初は多くなります。満足に食べているだろうか、寒い思いはしていないだろうか、人間関係はうまくいっているだろうかなど、お母さんの心配事も尽きません。
しかし、思ってはみても、夜眠れない思いをしても、その気持ちを留学先のわが子に正確に伝えることのメリットはありません。
そして、留学中の本人から発せられたSOSは受け止めるだけ、お母さんが受け止めたとして、果たしてどれだけ解決策を「具体的に」本人に示してあげることが出来るでしょうか。
つづく

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