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ボーディングスクール:中一の理科授業

カナダのボーディングスクール、7年生の生徒から理科の授業について、その内容を聞くことができたので、ご紹介したいと思います。
生徒2人でペアーになって先生の指導を受けながら身近なものに関する研究をするというものです。先生は研究の始まりから発表までの段階を下記のように説明しました。
Title Page、研究課題のタイトル
Abstract、概要の説明
Introduction、導入
Purpose、目的
Hypothesis、仮説(こうだろうという結果予測)
Materials、素材の説明
Procedure、実験の説明
Observation & Result、実験観察と結果
Sources of Error、失敗説明
Conclusion、結論
Resources、引用情報の紹介
日本の学校では、通常の授業の中でこのような研究はおそらくないと思います。留学して1年が経過した私のお世話している生徒ですが、このボーディングスクールでの理科の研究課題と日本で行われる夏休みの一研究の違いを聞きました。
★言語が違う
★プレゼンテーションを日本では行わない
★パートナーと一緒にやるということは日本ではない
★これは授業でありすべてが評価の対象、日本はあくまでも「自由」研究だから、評価の対象にはならない
さて、中学校の1年生の生徒たちは身の回りの日常のどのようなことがらを研究課題として挙げたのでしょうか。彼とパートナーのテーマは、
Which liquid stain your teeth?だそうです。
卵を6つの違った液体(Liquid)に3日間つけて、卵がどのように変色するかを観察し、研究テーマのタイトルにふさわしい結論を導くのだそうです。2月に小休暇があって週末を挟んで5日ほどお休みがあるのですが、その時期を利用して縦2メートル、横1メートルくらの大きさの紙を使って準備を完成し、今週のプレゼンテーションに備えるのだそうです。
日本とは違う授業のあり方、勉強のやり方、他生徒との組み方などに戸惑いながらも、中学校1年に在籍する留学生はボーディングスクールの授業に適応していきます。1クラスが15名ほどだから可能な研究であり、授業時間の使い方ではないかと思います。日本であれば、学年ごとに達成すべき知識や情報ががっちり組まれているため、「自由研究」など正規授業では出来るはずもありません。
おそらく、この理科の授業のねらいは、生徒が興味を持った分野のことがらに対して、その「なぜ」を追求する場合の基本的な方法論の学習にあると思います。開始から発表までの各段階は、その後もいろいろなものに疑問を持った場合の解決方法のガイドラインとなるでしょう。
それはおそらく、その生徒にとって、社会にでてからも使える実践ツールとなることでしょう。

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