留学コンシェルジュ

その2 Dragon School -イギリスへの小学生留学

<前日のブログに続きます>
昨日に続き8才から13才までの寮生および通いの生徒を受け入れているDragon Schoolへの入学を例にとって小学生の単身留学について述べたいと思います。
基本的にDragon Schoolへの単身留学には、生活に困らない程度の英語力、そして数学の基礎学力が必要とされます。もしこの学校への入学を積極的に考えるのであれば、その時期はYear9、すなわち9歳くらいがベストでしょう。ここでは日本人としてのアイデンティティーという問題には触れずに、受け入れられるかどうかという点に絞って考えます。
親が現地に赴任するなどして通いの(留学)生の場合は、英語力がゼロに近い場合であっても、親が英語でのコミュニケーションが可能であれば、放課後の英語力増強の相談に学校の積極的に協力してくれるでしょうから、数学力や基本的なコミュニケーション力(明るく元気であること)が認められれば、入学が可能になる場合も考えられますが、単身留学の場合、留学スタート時にコミュニケーション力がないと、このような年齢でいきなり自立的生活をするのは無理と学校側も判断せざるを得ないと思います。
もちろん、数学力が抜群で、英語力そのものはあまりなくても、体育や芸術、音楽に優れたところがあれば、受け入れられる可能性はあります。それを証明するためにも、イギリスのジュニアボーディングスクールへの留学は学校訪問が必須です。また、親との円滑なコミュニケーションを図るために、受け入れ校は親の学校訪問も強く勧めることを忘れてはいけません。
アメリカのジュニアボーディングスクールが小学校6年生あるいは7年生からの留学生受け入れが主流なのに対して、イギリスではYear4(日本の小学校3年生)あるいはYear5が基本となっています。
その理由は、イギリスでは中等教育(セカンダリーエデュケーション)は14才からが基本で、主要な高校は基本的にYear9(日本の中学校2年生)から生徒を受け入れている現実があるからです。13才は日本では中学校1年生ですが、その時期から英語学習をスタートしたのでは、到底イギリスの主要なボーディングスクールに入学することは無理と言わざるを得ません。
イギリスの場合、16才でGCSEという中等教育学力試験を受けます。この試験で良好な成績を取るために、しっかりとした英語の総合力が欠かせません。TOEFLやSATという学力水準試験と違って、GCSEは科目数が多い(8科目から10科目)であるために、日本からの留学生にとっては準備の範囲が大きすぎて日本の受験のように短期で集中的に的を絞って暗記するわけにはいかないのです。
つづく

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