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年頭コラム 留学1年後の英語力-その3

<水曜日のブログに続きます>
継続することの大切さを実践するために、留学1年目、7年生の生徒に、
冬休み中の英語学習をスカイプで継続しています。
1月1日、彼の住んでいる街は、雪に包まれたそうです。
前日までは快晴の天気でしたが、元旦は積雪30センチに達したそうです。
突然の雪に、初詣はタクシーをチャーターしたそうですが、
いくつかの神社にお参りして、お寿司を食べて、元気な様子、
ここでしっかり学ぶという習慣が定着すれば、彼の英語力、特に読み書きという
留学最重要な分野での力は必ず伸びます。
現在7年生の留学生が日本の大学受験の上級クラスの英文を解釈することの
難しさは英語だけではありません。
日本語のボキャブラリーもあわせて学ばなければなりません。
しかし、日本語に関しては新出単語がそれほど多いわけではなく、
出題される内容は、異文化での習慣の違い、現代社会の持つ社会問題等ですから、
それを学ぶことで彼の社会性にも寄与できます。
大切なのは、精神が元気であることと思います。
自分にとっては、新出であり、多少難しい概念であっても、
「これは何だろう」、「知りたい」といった素直な気持ちがあれば、
知識を増やすという単調な作業を、「面白く」できると思います。
また、教える側にとっても、いかに難しい概念を持つ単語を、
シンプルに7年生の現実に「通訳」するかということも、
真剣に考えなければいけないテーマです。
教える側、教わる側が一体になった時に、良い勉強ができると確信します。
このスカイプ学習は、私にとってとても貴重な体験です。
英語知識をほぼ英語圏でゼロから習得して、1年を経た生徒が、
どのようにして、生活レベルの英語習得から、知的レベルの高い英語知識の
習得にシフトしていけるのかを知るとてもいい機会なのです。
作者の意図が理解できても、それを適切な日本語に訳すという作業には、
それなりの技術と知識を必要とすること、
また、英語の修飾順と日本語の修飾順序がほぼ逆になっていて、
日本語的習慣に従って訳文を作ると、動作主を不明確にして意味が通じる日本語に
翻弄されて、訳文が意味不明に陥ってしまうこと、
それを防ぐためには、どれほど長い文章であっても、主語は一つであり、
その動作が何を示すのか、接続詞は前文と後の文章をどのような関係でつなぐのか、
節と句の区別とそれぞれの修飾、被修飾関係を整理することなどなど、
英文解釈の要点学習は、好奇心、そして忍耐がとても大切と思います。
今日の学習は私の都合で夜になります。
つづく

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