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年頭コラム 留学1年後の英語力その4

<前日のブログに続きます>
中学生の英語を指導していて感じるのが、彼らの日本語力です。
英語力と日本語力、この関係はとても重要です。
英語力を身につけようとするとき、特に読み書きの能力に関しては、
英語のボキャブラリーやその構造理解を高めるうえで、日本語に対する
親しみがとても重要ではないかと思うのです。
これは、暗記することとは違った領域の話であり、
必ずしも合理的な言語理解力とは、比例しないかもしれません
むしろ、言葉に親しみ、文字表現が好きかどうかです。
幼少のころから、文字に慣れ親しんでいると、他言語であっても、
興味の度合いが大きいのではなでしょうか。
それに伴って表現のルールなども意欲的に覚えるのではないでしょうか。
自分が思うこと、言いたいことをオーラル(口頭)表現でなく、
リテラシー(識字力)で表現することを楽しめるか、
あるいはその逆に書かれたことに対して、集中して思考できるか、
この作業は、文字に親しむことで、誰でも身につけられると思います。
日本の場合、「自分が言いたいこと」を表明する機会が極端に少ないように思います。
入試問題を見ていても、明らかに解釈を厳密、正確にすることに主眼が置かれていて、
自分の意見を表明する機会は皆無と言えます。
解釈することばかりに重きを置くようになると、
解答の一字一句の表現にまで気を配らざるを得なくなり、
結果として受け身的秀才を作り出してしまうということです。
受け身的秀才は、模範解答の事例を熱心に学習すれば誰にでもできることです。
少なくとも、入試の英語においては、奇抜な発想が求められることはありません。
英語圏の教育ではどうかというと、入試そのものが「あなたの考え」を
要求していて、学力についての力量や技術程度が合否の中心ではありません。
さて、留学して1年経過した生徒へのスカイプ学習を通じて、
私はこのブログを完成しようとしていますが、
さすがに中学校1年生に日本の大学入試の英語にチャレンジさせるのは、
お互いに意欲、忍耐力、そしてコンスタントな努力が必要です。
教材に使っている問題集は厚さ5ミリもないB5版サイズの冊子で、
そこに盛られているパラグラフは全部で60題くらいです。
難しいものもあれば、比較的理解が簡単なものもあります。
それを一つずつ、解らない単語、熟語とおぼしき表現、そして
長い文章の構造を理解していく作業は、単純な作業ではありません。
しかし、意志あるところに道ありです。
今日がスカイプ学習最後の日ですが、この経験が本人にとって、
大きな意欲の前進となるための応援をしたく思います。

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