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親子留学について2

<前日のブログに続きます>
子どもたちが現地での学校生活にすんなりと順応していくのに対して、お母さんの現地への順応は簡単にはいきません。子どもたちの生活が中心である場合、お母さんが英語を具体的に学習する機会がとても少ないからです。
現地での生活をスタートさせるための準備をすべて一人で行わなくてはいけない状況であれば、英語ができる、できないにかかわらず話さざるを得ないでしょうが、現実的には日本人でボランティア的にお世話をしてくれる人や、現地エージェント、引っ越し手配会社などのサービスがあり、現実的には英語を使わなくてはいけない機会は買い物など、簡単なやり取りに限定されてしまします。
家の貸借契約や車の購入など、どうしても英語による理解と対話が必要な時も、万が一のことを考えて、英語が堪能な人にヘルプを求めてしまうなど、コミュニケーションの大切な道具として、自分を人に伝える機能としての英語力が生活のなかからは、うまく学べないのが現実です。
日常生活においては、子どもたちが生活レベルでの英語をかなりのスピードで覚えていくのに対して、お母さんの英語力は目に見えて向上はしません。そして、学校からの連絡などが電話であった場合、相手の言いたいことの主旨は理解できたとしても、それに対して、自分が満足するような適切な返事が思うようにはできません。また、学校からの要請でお母さんがボランティアしなければいけない行事などの場合、現地のお母さんたちとはとうてい友達になることが出来ずに孤立してしまいます。
親子留学を計画する段階では、子どもたちの英語力の向上や、学校そして生活環境選びが中心に進みますから、お母さんの英語力向上のための手立てや心のケアの問題までを言及し、具体例などを挙げて、親子留学で陥りやすい盲点を解決する手立てを留学プランに盛り込んでくれるコンサルタントは多くありません。
渡航して3か月くらいは親子ともども心に余裕がありませんから、自分たちを客観的に見ることがなかなかできませんが、半年もして落ち着いてくると、子どもたちの知性、学習習慣などが日本にいた時よりも向上していないばかりか、低下しつつあることに気付くお母さんが多いようです。
つづく

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