留学コンシェルジュ

その3 グローバル社会と相互理解

<前日のブログに続きます>
日本からの留学生は、文化的にいえば、文字通りホームから離れてアウェイの状態です。生活も学習も新たな環境で、留学生活の最初の半年間が過ぎていくことになります。留学生がそのアウェイの状況の中で気づかなくてはいけないこと、それは相手を理解する、自分をその環境に徹底して合わせていくということです。
ホームでは、勉強が最優先され、机に向かうという行動が絶対的な正当性を持っていました。勉強するということに文句を言う人は、自分の親も先生も含めて皆無でした。ところが、ボーディングスクールでは、勉強でさえも自分の自由にはできません。消灯時間が10時30分ころに決められていて、ホームであればこれからという時に、就寝しなければいけません。これは、留学した本人にとって、天変地異ともいえる状況です。
頼れず、自由が利かず、さらには伝えられないとなれば、誰でも絶望します。しかし、この絶望の時期が長く続くわけではありません。
そこに10代前半の子どもたちの潜在能力のエッセンスが凝縮していると思います。
ものごとを否定的に考えない、受け入れて対処する、積極的、楽天的、こだわらないなどの要素は、成人してからでは、その精神モードに切り替えるのに相当な努力と時間が必要ですが、子どもたちの場合、親との連携で数か月もかからず達成できると言っていいと思います。
頼らない、自由は自分でつかみとる、そして伝えるための方法を考えるというように、自分の意識のスイッチを変えることを留学生たちは、みずから決断していきます。その間に自己との葛藤が無いわけではありませんが、ホームからのお母さんのバックアップがあれば、それを解消するのに1年もかかるわけではありません。
もちろん、留学生活が生活面、学習面で初期の混沌を抜ければ、右肩上がりで上昇するというわけには必ずしもいきませんが、少なくとも生活に困らない言葉の獲得と、今までとは違う生活文化への適応という生きるための基礎力は、留学して1年以内に完成するといっていいと思います。
つづく

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