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その4 ディスレクシアへの対応

<前日のブログに続きます>
ディスレクシアおよび言語学習に関する何らかの問題のある生徒が学ぶGow Schoolについて4回目のブログになります。Gow Schoolにおいての大学進学指導を述べる前に、この学校を訪れた場合のスケジュールの実際を解説します。
10:00am アドミッションオフィスにて担当者とのミーティング
10:30am 生徒→言語適性検査
      親→アドミッション担当者とのミーティングを継続
11:35am 学校全体集会への参加
11:55pm 昼食
12:30pm 生徒→言語適性検査
01:15pm 校長とのミーティング 親のみ
01:45pm 授業見学(生徒・親)
02:25pm 生徒のガイドによる学校施設見学(生徒・親)
03:00pm 学年主任とのミーティング(生徒・親)
03:30pm アドミッションオフィスにて最終打ち合わせ(全員)
今回のGow School訪問は午前10時から始まり、結局終えたのは午後4時を過ぎていました。学校訪問は33年間行っていますが、6時間以上にわたり1校のボーディングスクールに滞在したのはGow Schoolだけです。
ディスレクシア系の問題をもつ生徒を受け入れるにあたり、お互いの納得を得るためにこの6時間におよぶ学校見学は、親の立場に立ってみればうなずけます。特に、現場で生徒を教えるとともに、先生も統括するような人とのミーティングは、個々の生徒とその家族にとってGow Schoolが何ができるかという具体的な方法も質問できます。
また、施設見学を担当するのは生徒ですから、その生徒に何でも質問できます。どうしてGow Schoolを選んだのか、その生徒が持っている問題は何か、親との関係、そして将来はどうしたいなど、ツアーガイドの生徒に対して、質問の制限などはもちろん何もありません。
実際の授業に同席することで、親子ともに学校の「中身」を少しでも知ることができます。
昼食の時も生徒が同席してくれて自由に質疑応答が行われました。
そして、入学を希望する生徒には、学力特性、性格などを検査する試験が個別に行われ、その結果は最後の最終打ち合わせで公開されるのです。
Gow Schoolは定員が155名と決められており、それを上回る規模に学校を拡大していくプランはないそうです。現在、新たな寮を建設中で、来年の秋までに完成するそうですが、一つ寮が増える分、一番古い寮を取り壊すそうです。
さて、Gow Schoolの進学についてですが、卒業生はすべて大学に進学するとのことです。その時までにディスレクシア系の問題が解消されている生徒もいるでしょうが、
多くの生徒は引き続き何らかのサポートが必要になるとのことでした。
それでも、スタンフォードやリベラルアーツ系の著名な大学に進学する生徒を輩出しているGow Schoolはこれからの日本でのディスレクシア系の問題を持つ生徒に対しても希望の光を与えてくれると思います。

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