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その2 ディスレクシアへの対応 Gow School

アメリカ、ニューヨーク州にあるディスレクシアおよび言語に関する学習障害生のための専門ボーディングスクール、Gow Schoolについて前日のブログに続き述べたいと思います。
この学校に7年生から在籍し、今年で卒業するインド系アメリカ人、クボ君から詳しく彼のディスレクシア問題とGow Schoolを通した解決方法を聞くことが出来ました。彼は今、スタンフォード大学、アリゾナ大学に出願中で、大学ではコミュニケーションを専攻したいそうです。
彼のディスレクシアが明確になったのは、7年生の時だったそうです。当時彼の通っていたネバダ州の公立の学校では、ディスレクシアという問題に対する理解と認識はあまりされていなく、当然特別な対策もなかったそうです。オーソドックスな学習の援助は受けたようですが、かれの問題は解決せず、結局、本が読めないというのは、精神的問題(Mentally distorted)ではないかと言われたそうです。
おそらく、数字に関する学習は普通あるいは平均以上の力があり、授業を理解し発言も普通にできるのに、本が読めないということが、一般の先生には信じられないことだったのでしょう。
読み書きが重視されるようになってからも、ディスレクシア対策がないまま、彼の学業に関する実績は低下し、クラスメートから徐々に離れていくようになり、彼は自信を失っていきます。孤独、絶望、焦燥、不安など、彼はどんどん追いつめられていきました。
そのどん底の中で、彼は親の協力のもと、ディスレクシア対策を行ってくれる学校を探し始めました。そのほとんどが、通いの学校であるのに対し、Gow Schoolは寮が完備されさらには、7年生から12年生までで150名あまりという少人数であるのも彼にとっては魅力的な学習環境でした。
Gow Schoolという環境にあっては、ディスレクシアは当たり前です。この学校では、すべての生徒が言語に関して何らかの問題を持っているわけです。そして、それを前提として授業が行われ、それぞれの先生は生徒の学習スタイルを再編成して伸ばすために具体的かつ有効な方法を提供します。
たとえば、ここで使われる教科書は、すべて生徒それぞれに支給されるパソコンによって音読でき、そのスピードも本人の理解力に合わせて変えられるようになっています。また、理数系やアートの分野に優れている生徒のために3Dプリンターも完備され、ロボット作りなどの設備も整えられています。
つづく

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