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教育異文化 その4 体育への考え方

ボーディングスクール教育は、知育、徳育、体育、そして情操教育が実践されていますが、そのバランスがとても重視されます。いずれかの一つだけに偏ることはありません。
そのなかで、体育はボーディングスクールライフにおいては、毎日の必須項目として、尊重され、生徒全員が何らかのスポーツ活動をすることが義務づけられています。授業が終われば、みなそれぞれのスポーツ施設で2時間余り練習や競技を行います。生徒たちの怪我や身体的故障に備えて、専属の整体師がどこのボーディングスクールでもいます。
スポーツが得意であっても、なくても体育は必須です。この時間を勉強に使うことは許されません。それぞれの生徒のレベルに合わせて、チームが編成され、他校との対抗試合に参加します。ボーディングスクールでは、週ごとの試合の日が決まっていて、生徒のレベルに応じて全員が競技に参加します。競技にでることのできない万年補欠選手はいません。
スポーツを通じて、生徒同士、あるいは先生と生徒が互いにコミュニケーションを取ることが重視されます。競技ですから、勝つことも負けることもあります。勝っても、負けてもみな一所懸命な努力は讃えられます。その姿勢が大切であり、勝者だけが称賛されるものではありません。敗者も次回に希望をつなげることは、コーチの重要な仕事であり、生徒指導の要領でもあります。
スポーツを通じたリベラルアーツ教育がボーディングスクールでは実践されていると思います。
スポーツと学業のバランスが保たれる例として、たとえばスポーツ特待生であれば、成績の基準が決まっていて、それを下回ると、スポーツそのものが出来なくなります。そのような状況が長く続けば、翌年はその学校に招かれることはないでしょう。
また、逆に学業成績が素晴らしいために奨学金を得た生徒においても、勉強だけに特化して学校生活をおくることは許されません。スポーツが苦手の生徒でも、何かの競技にチャレンジすることが必ず求められています。
アメリカの中学、高校生のスポーツの世界においては、日本の高校野球のように、全国規模のイベントはそれほど盛んではありません。しかし、ボーディングスクール同士の対抗戦はとても盛り上がります。そして、バスケットボール、アメリカンフットボールなど、プロスポーツとして確立されている分野に多くのプロ選手をボーディングスクールは輩出しています。
4学年で300人余りの小さな学校から、たくさんのプロ選手が生まれているという事実は、生徒固有の能力を生かし伸ばすというボーディングスクールの精神を象徴するものと思います。

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