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その5 IVYリーグをめざして ボーディングスクール留学

IVYリーグ校で実際に学んだ人たちの意見を聞いてみると、いくつかの共通点があります。まず、例外なく英語と日本語がとても堪能であることです。英語が話せる、聞けるのみならず読む、書くということにおいてもとてもその能力は卓越したものがあります。日本語が堪能という表現は奇異に思われるかもしれませんが、英語が完璧であっても、日本語が不自由では、異文化とのコミュニケーションがうまくいきません。私の知る限り、IVYリーグで学んだ人は、英語、日本語共に「自然体」で上手に使いこなしています。
それらの人々は、日本人としてのアイデンティティーが明確であることも共通しています。文化的バックグラウンドがしっかりしていて、英語を話すときは、英語の文化に、日本語を話すときは、日本の文化に自分を切り替えることができます。
そして、ある程度の個人差はあると思いますが、彼らはみな日本語、英語にかかわらずたくさんの文章を読み、たくさんの文章を書いてきたことは明らかです。その基礎が築かれたのは、学生時代ではなかと思います。また、日常においても文章に接する機会は継続して持っているのではないかと思います。
「知は力」と言われますが、知識をそれほどまでに役立てるその術は、使い捨ての知識からは生まれてこないのではないかと思います。試験のために覚え、それが終わればおしまいというシステムでは、学ぶことへの尊敬の念や面白さ、好奇心などが育たないのではないかと思います。学んだことが、すべて役に立つわけではないと思いますが、彼らはみな継続して学ぶことに積極的です。
英語が堪能で文化的背景がしっかりしていれば、入ってくる情報も多様になります。また、それらの情報の捉え方も多面的、立体的になります。そうすれば、思考の幅もひろがり、さらに多くの情報を受け入れることができます。
IVYリーグ校や著名な世界の大学、そして中等、高等教育機関では自国だけでなく他国の学校や社会との交流が盛んに行います。参加者として生徒や学生は未知のものに刺激を受け、興味を持ち、自ら考えるようになります。この流れがグローバル社会、そしてグローバルな教育を象徴してはいないでしょうか。
中学校になったら、日本を離れて異文化で学ぶことは、教育キャリアを積むうえで欠かせない要素となると思います。

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