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その4 ボーディングスクール選定の要点 英語力について

英語圏への中学、高校留学で日本人留学生にいちばん欠けているのが文章作成力です。次に文章読解力、反対に優れていると思われるのが穴埋め問題や語順配列問題などの日本の英語試験特有の英語知識に関することです。
ボーディングスクールおよびジュニアボーディングスクールへの留学で適切な学校を選定する基準は、「英語力」が基本になることは間違えありません。では具体的に英語力と学校選定の関係を考えてみたいと思います。
ジュニアボーディングスクール(中学)への入学
1 英語力はほぼない
2 日常の基本的な会話くらいはできる
3 日常の会話に加えて、中学校1、2年の英語教科書は読める
4 小学校時代から英語は勉強しているので、中学校程度の読み書きはできる
5 小学校時代の数年間は英語圏在住、(あるいはインターナショナルスクール)なので英語は問題ない
ボーディングスクール(高校)への入学
1 英語は話せない学校での英語成績は普通
2 英語の成績は普通だが英語は好きで基本会話はできる
3 英語の成績は4ないし5と良く会話に加えて、読み書きもある程度できる
4 外国人が教える英語塾に行っていたので、英語の読み書きもしっかりできる
5 海外経験があり英語のほうが日本語よりも得意
上記、1から5段階は私がお世話している生徒の多い順にランキングしたものです。英語力が基本となる学校選定ですが、現実的には日本からの留学希望者の殆どの生徒が残念ながら実用的な英語力はありません。上記、4ないし5に該当する生徒はいますがジュニアボーディングスクール、ボーディングスクールへの留学希望者としてのメジャーではないのです。
小学校低学年のころからかなり意識して英語力を身につける訓練をしていかないと、留学で即役に立つ英語力を準備することはとても難しいことなのです。中学、高校時代の留学を通じて、最も必要なのは、留学後に英語力を伸ばせる本人の向上心や順応性とそれを支える学習能力です。
今まで何度かブログに書きましたが、その絶対数が少ないジュニアボーディングスクールにおいては、近年の中国人留学生の増加に伴い、英語力に関する留学生全体の受け入れ基準が高くなりつつあります。
(つづく)

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