留学コンシェルジュ

その8 ボーディングスクール卒業のために

日本の学校とボーディングスクールの授業の違いは、留学生の学校観にコペルニクス的転回をもたらすと私は前日のブログで述べました。それを学校訪問という短期間で感じることができるかできないか―その真実を追求することは、コンサルタントとしての私の大きな命題です。
いくら親が望む留学であれ、本人が社会的に未熟であれ、全く新たな環境というのは、子どもたちのこころにいくばくかの新鮮さをもたらすに違いありません。その小さなともし火がやがて大きな炎となり燃え上がる、そのような仕掛けがこれからの教育システムには不可欠なのではないかと思います。
「世界にはこんな学校もあるのか・・・」と思ってくれればいいのです。そして、子どもたちがそれなりに、留学という現実を受け入れてくれればいいのです。
あとはいつ彼らが本来自分の中に埋もれてしまっていた自主性に気付くかどうかではないかと思います。
本来人に備わっている自主性が、日本では与えられすぎて錆びきってしまっていて、結局すなおなかたちで表現されないのであれば、留学の価値は飛躍するはずです。
世界へのチャレンジでついてまわるのが、「失敗」と私は思っています。それを乗り越える力を自分で獲得するという当たり前のことがいつのまにか見失われてはいないでしょうか。失敗を認め、それにめげても、落ち込んでも、そこから立ち上がり、次に進むことのなかで、人は多くを学び、成長していくのではないかと私は思います。
もし、日本の教育システムや社会が失敗を恐れ、なるべく失敗をしないように、安全で無難な道を歩むように構成されているとすれば、これからのグローバル社会に対応できるでしょうか。
失敗はしないほうがいいに決まっていますが、失敗のない人生がないことを大人は知っています。もしこの仮説が正しければ、中等教育時代の留学は、苦労をあえてすることであり、その耐性が留学を経験した人たちのその後の大きな財産であると言えると思います。
学校訪問するというボーディングスクール留学初期の段階で、このような精神論、観念論を展開しているのは、留学する生徒たちがいかに幼少とはいえ、彼らには明確な人格があり、それが異文化適応プロセスで重要な役割を果たすからです。
子どもたちの目には見えない精神を学校訪問で自らを含めて発見することが、留学準備の大きなステップとなると思います。

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