留学コンシェルジュ

サバイバルから作られる価値観 - ボーディングスクール留学

ボーディングスクールの教育と日本のそれとを比較して、顕著な違いの一つに自己責任の範囲と程度があると思います。ボーディングスクールだけでなく、英語圏の教育全般と日本についてもこのことは言えると思いますが、寮生活においては、自分のことは自分でするという意識が徹底されているので、あえてボーディングスクール教育と比較検討をしてみたいと思います。
ボーディングスクールでの生活、特に最初の半年間を一言で言えばサバイバルゲームです。英語が解らない、生活の習慣が違う、食生活も違う、文化や生活背景を共有できる友だちはゼロ、もちろん学習の手順、クラスの規模、先生と生徒の関係、学校全体の文化も違います。人も施設も充実しているにもかかわらず、とても孤独で不安なのが留学生の寮生活初日の実感でしょう。
留学生のサバイバルはまず、そこで生活する生徒の日常を模倣することから始まります。行動の模倣、言葉の模倣、そして考え方の模倣さえも留学生にとっては必死の学習と言えます。このような状態の時に、甘えが通用する環境だと、サバイバルによるたくましさが半減してしまうことになります。その典型例が、日本人同士で群れるという状況です。
本来、集団をとても大事にする日本人の日常では、留学当初の孤独感が留学生にとってはかなりきついようです。おおよそどの生徒も「初めの一週間は大変でした」という主旨のことを言います。また、お母さん方も子どもたちの留学当初を振り返り、頻繁に電話(スカイプ)を受けた、特に用事がないのに連絡をしてくるなどの事実を語ります。
この時期の混沌と精神的プレッシャーに留学生がどう対処して、それをどのように克服するのかですが、物理的には満たされているにもかかわらず、精神的に苦しいあるいは、辛いような時、人はどうするでしょう。一番親しい人に助けを求めるというが、自然の感情です。留学生の場合、その対象はおおよそがお母さんということになります。
高校留学においては、留学当初にお母さんに現地の愚痴を言うとか、現状の不満をぶちまけるということは、本人の意地とプライドが許さないとういのが一般的ですが、小学校高学年から中学校にかけての留学では、いかに最初の半年間を切り抜けるかが、長い留学生活の中で最も難しいことの一つと思います。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社毎日エデュケーション小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル1FTEL 03-6267-4189