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アイディアと工夫による学習- 小中高留学

言葉を覚える過程は留学の場合、固定されているものではありません。また、ESLクラスを過信して留学に臨むと、その落胆から立ち上がる時間がもったいないとも思います。今日ご紹介する英語学習法は24日の人海戦術の変形です。
既存データの活用―英語圏の学習方法は覚え込ませる方式ではなく、生徒に考えさその根拠を学習させ、一つの結論に達するという方法が主流です。したがって、生徒が自主的に課題を考え、それについてリサーチをするというプロセスを大事にするように思います。どこで、誰が、何といっているという引用した場合の表記は、日本よりも明確でルール化されています。
学習リソース(資源)が多用で豊富な英語圏では、それをどのように活用するかという方法を早く身につけることが、総合的な英語学習の基本を作ることに直結していると思います。
たとえば、2月19日に紹介しました、sparknotesというサイトです。歴史と国語としての英語に関する基本情報は、このサイトに網羅されています。アメリカの高校生であれば、誰でも知っている、J.D.サリンジャーのCatcher in the Ryeをもし、日本の高校一年生が留学した初年に英語の授業で学ぼうとすれば、彼らは、まずこの本を読破しなければならず、その読まなければならない「量」に圧倒されてしまいます。ところが、このsparknotesを使えば、あらすじを10分間の朗読解説で知ることができます。
その英語が解らないとします。
友だちにさらにそのあらすじを解説してもらえばいいのです。また、日本版のWikipediaを活用すれば、あらすじは日本語でも理解できますし、さらにそれを友だちが英語でまとめてくれれば、サリンジャーが「ライ麦畑でつかまえて」のなかで、言いたかったことの核心を数語でまとめることも可能でしょう。
日本では、やってもやっても、あとから追いかけてくる暗記すべきことがらへの取り組みは、単にjust do itかもしれませんが、英語圏では、バックアップやサポートのための道具や方法は、かなり豊富です。それに、自分の周囲の人を巻き込むことができれば、つまらなかった暗記の連続も、自分のアイディアと工夫で面白く出来るかもしれないのです。なぜならば、英語圏では恒に、「君」の意見が問われるからです。
つづく

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