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日米入試比較―ボーディングスクール留学

ボーディングスクール入試で問われるのは、出願をするあなた自身です。日本の入試で問われるのは、学力に置き換えられた出願者としてのあなたです。学力で自分を表現することのメリットは、知っているかいないかを問うために、正解、不正解の判定が容易なことです。その欠点は、あなた自身が知識の体系に置き換えられるために、表現が間接的になるということです。
ボーディングスクール入試では英語力が問われます。テンスクールズでは、TOEFL100点以上に加えて、SSATでも60パーセンタイル以上が通常求められます。
日本の著名大学に合格する生徒でも、TOEFL100点を達成することは容易ではありません。さらには、SSATというアメリカ人のための母国語試験の結果も出さなければいけないのです。
それに加えて、五段階評価成績では、もちろん4以上が求められます。さらには、スポーツや芸術、学内外の活動などで特筆すべき成果が求められます。日本のみで教育を受けた生徒がテンスクールズに9年生(中3)から新入生として入学することがいかに難しいかわかっていただけると思います。
日本の場合、幼少時から日本の最高学府に入るためのトレーニングは、基礎から応用まで何段階もの試験問題を解いていき、究極的にはマニアックな難問まで対応できれば、合格が見えてきます。しかし、アメリカの場合、高校の段階で、基礎を問う英語と数学の試験などは、差がつけられないくらいにできてしまうのです。また、学校の成績も絶対評価のせいもありますが、ほぼストレートA(オール5)なのです。では、いったい何で差がつくのか。あるいは、差をつけるのかということです。
その鍵を握るのが、生徒そのものなのです。ボーディングスクール入試でも大学入試でもアメリカの場合、テストに重点を置くという教育文化は根づかなかったのです。そのようなところで生徒の能力を判断しようとしなかったのです。
ですから、日本と違って、アメリカの場合、テスト前の最後の追い込みという短期決戦は入試においてはあり得ません。
では、中学や高校の最終学年で目覚めた生徒はどうなるのでしょう。
浪人という教育文化もアメリカでは定着しませんでした。志望の高校や大学に行けなかったから、一年臥薪嘗胆の精神で不合格だったことへの思いを晴らすなどとは、彼らは決して考えません。浪人せずに、自分を受け入れてくれる学校におおよそが入学していきます。
つづく

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