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大雪対策・考える力 - 小学・中学・高校留学

先週、土曜日の東武東上線、池袋の向かう電車は昼頃にも関わらず、
大変な混雑で都心に近付くと、乗り切れない人がいるほどでした。
川越を抜ける国道16号線も大変な交通渋滞で、信号が数回変わっても、
車列はそのままという状態でした。
雪の影響で物流が滞り、スーパーでは、生鮮食品等が品薄になり、
関東のいくつかの地域が孤立状態になりました。
100年に一度もないような異常な降雪です。
このような異常な気象がこれからも続くのでしょうか。
私たちがなかば本能的に安定的な生活を求める一方で、
自然や世界の経済は安定とは程遠い、私たちの予想を超えたことが
これから起こることは十分に考えられると思います。
そして、それを受け止めて、対処していかなければならないのは、
現代の子どもたちの世代であると思います。
一回目の大雪のあと、中国地方の留学生のお母さんとのメールで
関東の46年ぶりの降雪に子どもたちがかまくらを作ったり、
雪合戦をしたりして、元気に遊んでいる様子がテレビで映し出され、
「大人の人たちは、それどころではなく、たいへんですね」という
コメントをいただきましたが、確かにその通りなのですが、
現実をそのままに受け止めて明るくいられるという特性は、
子どもたちの特権です。
これからの時代、現実を受け入れ、それに対応するということが、
以前よりも重要になるのではないかと私は思います。
受け入れるという精神の柔軟性は、それなりのトレーニングの結果、
もたらされるといえないでしょうか。
何にでも興味を持ち、集中できる子どもたちは、取捨択一を繰り返し、
自分の性格に見合った個性を作り上げています。
その無意識ともいえる過程で、いろいろなことがらを学習していくわけですが、
できることであれば、学習は自分の好奇心を満たすこと、
わからないこと、知らないことを一つひとつ解決していくというプロセスを
楽しんでもらいたいと思います。そのためには、苦労も必然的に伴うと思います。
その苦労が実は、彼らが大きくなった時の「無形の財産」になるように
うまく導くのが教育の使命ではないかと思います。
今、関東地方では、いろいろなところに雪がうず高く積み上げられていますが、
そのなかに雪だるまさんを見出すとき、人は雪にうんざりという気持ちのなかで、
ホッと一息、つけるような気がします。
子どもたちの知ることのエネルギーを素直に成長のエネルギーに転換できるような教育が、未知のことがらに対応できるカギになるのではないかと思います。

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