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学校生活の自由度 - 小学・中学・高校留学

<前日のブログに続きます>
今までの生活では考えられないような広大でゆとりのあるスペース。先生はとても親切で笑顔に満ち、生徒たちも思っていたよりは、フレンドリー。英語での学校生活に戸惑いながらも、初めてのボーディングスクールライフはスタートしていきます。
今まで、日本で経験してきた学校生活での「制限」がボーディングスクールではとても少ないことに日本からの留学生たちは気づき始めます。学校生活の自由度という点においては、驚異的ともいえるでしょう。しかし、不慣れな寮生活と土地、しかも歩いていける範囲には何もありません。もちろん、電車、バスなど公共の交通機関などもありません。
ボーディングスクールの立地は、日本の都市とその近郊の街というような場所ではなく、過疎地の電車も通っていないような場所と言っていいと思います。例外的に町の中にある学校もありますが、その町の規模といえば、せいぜい数万人程度なのです。
今までの学校生活ではとても恋しく思えた「自由」という概念が、ボーディングスクールで手に入った反面、その自由さをどのように活用するかということの学習が今までに行われていないために、日本からの留学生は寮生活においては、沈黙せざるを得ないのかもしれません。しかし、10代前半の彼らは、この自由さを柔軟に使いこなすノウハウを短期間のうちに学習します。
もちろん、ステューデントハンドブックという学校および寮生活マニュアルを留学生たちが毎日参照したり、暗記したりしているわけではありません。郷に入り手は郷に従えということわざどおり、彼らは見よう見まねで新たな環境に適応する術を身につけていくと言えます。
今まで、「勉強」中心であった生活から、自分のことは自分でしなければならない生活への切り替えは意外とスムーズに、また自然に行われていきます。
自由だけれども、宿題は出るし、スタディーホールという勉強時間も定められています。すべては英語で行われているわけですから、授業に追いついていくためには、どうしても時間が足りなくなります。それでも、深夜まで勉強するわけにはいきません。どうしたらいいのか、留学生たちは必死になって、ボーディングスクールで生きていくための方法を、自ら模索し始めます。
つづく

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