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入学難易度 - ボーディングスクール留学

前日のブログでボーディングスクールの入学難易度についてある程度の基本を示しました。ESLクラスの有無、総生徒数と寮生の比率、留学生の割合などのデータから、基本的なボーディングスクールの入学難易度は判断されます。
テンスクールズと呼ばれている入学最難関ボーディングスクールの総生徒数と寮生徒数を下記、( )内に示します。
Phillips Academy, Andover(1141, 850)
Phillips Exeter Academy (1080, 864)
Choate Rosemary Hall (865, 648)
Lawrenceville Academy (815, 555)
Deerfield Academy (652, 578)
Loomis Chaffee School (652, 408)
Hotchkiss School (601, 558)
Taft School (579, 473)
St. Paul’s School (545, 545)
Hill School (505, 395)
これらのボーディングスクールはすべて9年生から12年生の4年制の高校です。卒業後1年間学校生活をするPGについては、今回の主題ではないので割愛します。
この数字を見れば、ボーディングスクールの総生徒数は日本の高校と比べてかなり少ないことがわかっていただけると思います。4年制でボーディングスクールの最高峰のアンドーバーでさえ、1141人なのです。1学年平均、285人です。もちろん、ボーディングスクールにおいては、学年ごとの「組(クラス)」は存在しません。各学年に提供されるクラスが示されるだけで、いわゆるホームルームクラスはありません。
入学難易度については、日本と違って、入試の結果が合否にストレートに反映されないためこれらの学校の入学難易度をさらにランキングすることは、難しいことです。そして、そのような入学難易度ランキングというのは、日本の受験文化から類推されることで、実際これらのテンスクールズを受験する生徒たちは、どうしてもアンドーバーとか、悪くてもチョートなどといった基準は皆無と言っていいと思います。
これらの学校を訪問し、そこで学ぶ生徒にクロスアプリケーション(併願先)を聞いてみると、3-4校が挙がり、それらを皆合格しているのです。では、そのなかで「なぜ今の学校か」と彼らに問うと、「難関大学合格率が高いから」と答えた生徒は一人もいません。ほとんどの生徒が、「自分と学校の相性が良さそうだから」とか、「アンドーバー、エクセターは学校の規模が大きすぎる」などの答えが返ってくるのです。
つづく

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