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テンスクールズへの入試 - ボーディングスクール留学

<前日のブログに続きます>
昨日のブログでアメリカボーディングスクールのトップ校と言われるテンスクールズの生徒数を中心に日本の私立高校との違いを述べました。今日はテンスクールズに出願する場合の基本条件について考えてみたいと思います。
出願のための必須項目は下記のとおりです。
・出願願書作成
・過去3年間の成績証明書
・英語教師推薦状
・数学教師推薦状
・アドバイザー(担任)、学校管理者等推薦状
・志願者エッセイ(10項目以上からなる質問への解答と作文)
・TOEFLスコア
・SSATスコア
TOEFLスコアは理想的には100点以上、最低でも85点は必要です。また、SSATのスコアも理想的には85パーセンタイル以上、最低でも70パーセンタイルは必要となります。成績は日本式の1から5段階評価において主要五科目は理想的には4.5以上、最低でも4以上の平均が必要です。
日本の高校受験の場合、入学試験の結果が合否を決める最も重要な要素となります。ボーディングスクール受験の場合、TOEFL、SSATの結果はあくまでも合否決定の一要素にすぎません。試験結果の重視という視点では、日本の高校受験のほうが、はるかに解りやすく、公平です。仮に中学の成績が平均以下であったとしても、入学試験の結果が良ければ、合格することも可能です。現実的には、そのようなケースは極めて稀でしょうが、100人に一人くらいは、入学試験で良い結果が出せる生徒がいても不思議ではありません。
一方、ボーディングスクール受験においては、入学試験がないために、過去3年間の成績、TOEFLとSSATのスコア、推薦状、本人の作文が均等に評価されます。日本の場合は、比較の公平性を保つために入試結果、成績やスポーツ、その他の実績などの内申点は一定の基準を基にすべて数値化されて、その総合点で合否を決めるそうですが、ボーディングスクールはそのような志願者の「数値化」は行われてはいないと思います。
合否を決めるのは、生徒の可能性を出願データの中から見出す、アドミッションスタッフの会議に委ねられることになります。
つづく

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