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答えを求めず表現する - ボーディングスクール留学

中学生になったばかりの生徒とオンタリオ州のトロントで待ち合わせ、
モントリオール郊外にあるボーディングスクールに送る道中、
彼は私にたくさんの質問をしました。
そのほとんどが、「英語で何というか」というものでしたが、
私は彼に、質問する前に自分で考えるようにと言いました。
答えを求める、正解を出すというのは、日本人生徒の習性です。
彼らはとても几帳面であり、律儀であり、行儀がいいのです。
これは、英語圏の人々から見ると、うらやましいともいえる特性であり、
とても魅力的に見えるようです。しかし、これらの特性は
自己主張をするという点においては、必ずしもポジティブに働きません。
では、ボーディングスクールで学ぶ現地の生徒たちはどうでしょうか。
彼らは、小さな時から教育文化として、自己表現を豊かにするといった
訓練をされていると思います。
試験に対する重みが日本と英語圏では、かなり異なるのです。
日本であれば、「受験」と名のつくものは、試験の結果が合否を
決定するといっていいと思います。どんなに成績が良くても、
スポーツ、芸術での実績があっても、試験の結果が悪ければ、
合格は望めません。
英語圏の受験では、ジュニアボーディングスクールから大学まで、
年に一度の試験は存在しません。日本のセンター試験に相当する
大学受験のための学力試験であるSATやボーディングスクール
入学のためのSSATなどは、受験生が好きな時期に
受けることができますし、回数の制限もありません。
故に、当然合否は、この試験の結果だけでは判断されないのです。
大学であれば、高校時代の成績、ボーディングスクールであれば、
過去3年間の成績という学業実績とともに、学校でのスポーツと
芸術、音楽での活動実績もとても重要な判断要素となるのです。
これらを総合すると、受験生がどのようにして自分を表現するかが
とても重要になるのです。
受験者の小論文(エッセイ)、学校を訪問して面接による自己表現という
直接の受験校に対するアピールのみならず、自分の学業パフォーマンス、
そして、学習以外の活動が活発で特筆すべきものであればあるほど、
多様な自分の表現に役に立つことになるわけです。
日本のように、学力という一点に重点を置き合否を決める教育システムと、
ボーディングスクールのように、学力だけでなく、スポーツ、芸術、音楽、
そしてその他の活動も含めた総合力が問われる教育システム、
どちらを選ぶかを決めるのは、「あなた」です。

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