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面接について - ボーディングスクール留学

ボーディングスクールの入試で最も重要と言っていいのが面接、インタビューです。なぜ重要かというと、面接を通じて、お互いをより良く知り、間違えのない学校選択、間違えのない生徒の選択を確実に行う一番大きな機会だからです。
日本の場合、面接というと試験官が複数人いて、それぞれの人からいろいろな質問を受け、面接される側は過去の質問の内容を調べるなどして、質問に対応するという「する側とされる側」が明確に分かれます。また、質問の内容も時には奇抜なものもあり、どのように受け答えるかという技術が学ばれます。
それに対して、ボーディングスクールの面接がユニークであるのは、面接官は必ず一人であること、そして最後にどの面接官も生徒に対して、「何か質問はありますか」と必ず聞くことなどにあります。さらには、面接そのものが一方通行ではなく、面接官もよく話し、その場を盛り上げることです。
志望の動機、得意な科目、不得意な科目、本人の趣味、興味、特技、家族、将来の夢や希望、学校への貢献など、質問の内容は日本もボーディングスクールもそれほど変わらないと思います。しかし、3人くらいの人が、20-30分の間、質問をしながら、生徒の一挙手一投足を見るというパターンの面接は、生徒も身構えざるを得なくなり、結局、無難な答え、妥当な返事に終始するばかりでなく、生徒は面接のパターンを十分に練習しているわけですから、面接そのものが儀式のようになっているのかもしれません。
ボーディングスクールの面接は、一対一で行うことがまず生徒をリラックスさせると言っていいと思います。面接を担当するアドミッションスタッフは、何を見るかというと、この生徒を受け入れたとして、果たして寮生活と学業についていけるだろうかという視点で見ています。場合によっては、それがそのまま質問されることもあります。
もちろん、質問は英語で行われるわけですから、英語力も当然見られます。そこで最も大切なことは、
正解にこだわるのではなく、自分の意欲や表現にこだわってほしいということです。
正しい答えを追求するのではありません。英語で正しい答えの追求というのは、とても面白くありません。英語は使うものであり、使われるものではありません。面接官はそれを留学生に教えたいのではないかと思います。
つづく

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