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小学・中学・高校留学 アメリカ大学入試 エッセイ課題2

<昨日のブログに続きます>
日本の大学入試での作文は小論文と呼ばれています。帰国特別枠入試で見る限りその課題は、社会全般の問題について、出願者の意見を求めるものです。たとえば、エネルギー問題、人権問題、グローバル化社会の見通しなどです。それに対する日本的作文対処法とは、想定できる課題に対して序論、本論、結論、あるいは起承転結などの技法を用いて、論文を構成することにあります。
出願者自身がそれらの問題に対して、すなおに「自分が」どのように思っているかを表現というよりも、初めから模範解答的考え方を学び、それを再生文字化するということが私は日本の小論文のスタンダードになっていると思います。
そのような自分と乖離したオピニオンを上手に並べることを、アメリカの大学は求めません。下記、オレゴン州、リンフィールドカレッジのエッセイ課題を見てください。
日本の大学入試のスタンダードでいえば、「驚いたことに」3番の質問では、平均以下の成績、SATあるいはACTでの450点以下の得点科目、そしてなんと成績証明書のF(落第点:日本の5段階評価の1に相当)などの大学側が問題視するであろう学業上の問題があれば、説明せよというのです。
● オレゴン州Linfield College
1 Describe a situation in which you came into contact with someone whose beliefs were different than your own. What did you learn from this experience and were your beliefs altered in any way?
2 What fictional character would you choose as your college roommate and why?
3 Please address any academic concerns that our admission committee may have regarding your application for admission. These concerns could include (but are not limited to): a cumulative, unweighted GPA below a 3.0; any SAT subscores (Critical Reading or Math) below 450 or ACT subscores below 20.D’s or F’s on your transcript
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Linfield College
このような質問があれば、誰でもこの学校の入学難易度は想像がつきます。もし、これを日本の大学が入試における「小論文」課題として実行したらどうなるでしょうか。この「もし」は日本の教育文化においては、あり得ないことです。
私がお世話するある生徒のお父さんは、アメリカのアイビーリーグ校のMBAを卒業されました。日本でも著名大学を卒業されています。その方が2年間ほどアメリカの地方都市の私立大学に通ったそうです。
彼曰く、その大学でかなり勉強させられたというのです。おそらく、日本の有名私立大学在学中よりもはるかに勉強したことでしょう。
私個人もアメリカ2年間の大学生活でしたが、日本の4年間の大学生活の5-6倍は勉強しました。英語というハンディを差し引いても、勉強するということが当たり前で、そのために大学に通っているという明確な意識がありました。
英語圏で学ぶということは、自分が納得する学習をして、自分の役に立つ知識を身につけることであると思います。その意味で、リンフィールドカレッジのエッセイ質問肢は問題点を明らかにしたうえで、自分のやりたい勉強をするために応援をするということでしょう。
そのチャンスを利用できる学生は世界規模で考えればたくさんいると思います。しかし、大学が自分にしてくれることを期待するのであれば、それはかなわぬ夢となると思います。

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