留学コンシェルジュ

逆境の価値と順境の怖さ2

<前日のブログに続きます>
留学という環境が留学生に逆境をもたらし、今までの順境環境から、
変化せざるを得ず、その過程に彼らの精神的成長がもたらされるという
ことが先日のブログの要約ですが、自ら考える、そしてやってみるという
ことはシンプルであればあるほど、その効果が表れるようです。
注目されるべきことは、留学した一人ひとりが自分の得意なことを
あらためて見つめ、それを孤立無援ともいえる環境のなかで、実践することです。
とにかく得意なことは何でもいいのです。
勉強とは関係ないことであっても構わないのです。
走ること、泳ぐこと、ダンス、スポーツ、音楽、絵画、彫刻、陶芸、料理、デザイン、とにかく、得意なことがない人間はいないと思います。
それが探すことができないと、逆境を乗り切る自分の道具が利用できません。
得意なこと、あるいは特異なことは、逆境に自信を失いつつある、
本人を勇気づけ、励まし、元気を与え、やる気にさせます。
駆け足が早いとほめられた、球技が得意でチームに貢献できた、
自分の絵を皆がほめてくれた、ピアノが自由に弾けるなどの環境を
留学先の学校はオープンに留学生に提供してくれます。
逆境を乗り越えるには、第一に自発的発信、周囲の協力、本人の努力という
プロセスが必要になります。
ひとりですべてを抱え込み、日本でやってきたように、机に向かい、
ひたすら暗記と問題演習を繰り返すだけでは、逆境を突破することは
出来ないでしょう。
実は、10代の留学においては、子どもたちはそのことを体で覚えていきます。
もちろん、試行錯誤や順応への物理的なある程度の時間は必要ですが、
いつまでも自室に閉じこもり、発信のないまま、沈黙して1年を終えることなど、
あり得ないことです。
留学生の行動は完全ではありませんから、友だちや先生の
協力がうまく得られなかったり、自分のことを相手に伝えられなかったりも
します。しかし、いちいちめげていられないということも、
子どもたちの留学生活でのすなおな「現実」でもあります。
それは、周囲が沈んでいなく、日本と比較すると、
おおらか、オープン、ストレート、楽天的である英語圏そのものの
文化的な影響もあります。
つづく

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