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☆ボーディングスクール留学 卒業生の実感5

<土曜日のブログに続きます>
アメリカの大学に進学していくボーディングスクール卒業生からの話をもとにブログを書いています。
「アメリカの大学生に比べて、日本の大学生は勉強しない」これに類する情報を私は今までに何度も聞きました。日本の大学で学ぶ留学生から、大学で教える人たちから、もちろん私がお世話した留学生から、そして私自身、日本とアメリカで大学を経験した本人として、実感をもってアメリカの大学のほうが、勉強したと明言できます。
「なぜだろう」といろいろ考えてみると、日本とアメリカの大学という組織の違いの背景には、文化の違いが根強いのではないかと思います。
日本と英語圏では学生時代の「勉強」と、実社会の関係をどのようにとらえているのでしょうか。また、学生時代の勉強が社会でどのように役立つのか、実用性をどれほど考えて大学は作られているのでしょうか。
日本の場合、大学とはそこで学ぶほとんどの学生にとって、学問を追求するという場ではなくて、社会に出るための準備を図るところではないかと思います。故に、先輩、先生、学校のネットワークをどのように利用するということが、とても大切ではないかと思います。
もしこの仮説があり得るならば、高校までのモーレツな勉強は大学では必要なくなります。すべてのやりたいことを我慢して、耐えに耐えて面白くもない勉強をやり続けた高校時代から、やっと解放されて、「さあ、自分の専門の領域を追求するぞ」と勉強に邁進学生がどれほどいるか、疑問です。
英語圏の場合、社会に出た時に必要とされる読み書きの訓練が、中学、高校、大学と段階的に継続されていると思います。要するに、それぞれの段階で学習の質と量がアップグレードされていきます。だからアメリカの大学生はとても忙しい。社会に出る準備が目白押しですから、のんびりしていられない。
あるいは、自分の好きな勉強を徹底して追求する。それが、どのように「就職」と結びつくか、そのイメージが入学時にはっきりしていなくても、とにかくやってみるという姿勢を貫いていく。
そして、社会人となった時に、それまでに鍛えた力が発揮されるかどうか。すくなくとも無駄になることはないと思います。
つづく

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