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☆ボーディングスクール留学 卒業生の実感3

留学生のひとことにハッとすることがあります。不思議なことに、留学前の生徒たちといろいろな話をしても、あまりハッとしません。今日で3日間、ボーディングスクール卒業生との語らいで感じたところを、起点にしてボーディングスクール解説をさせていただいていますが、私がドキリとした卒業生からの一言は、生徒たちが参加している様々な学校活動への彼女のコメントです。
「学校を良くするためにやっているわけじゃないですか」
プロム、ダンスパーティーなどは彼女の学校では、すべて生徒が運営するそうです。時には、プロの歌手やバンドを学校に呼ぶこともあるそうです。
「学校から予算をとって、10万でプロを呼ぶんです。予算が少なければ、しょぼい人しか呼べません。学校には何度もお願いすることもあります」
―10万なら十分じゃないの。それとも、10万ドルくらいじゃ、有名な人は呼べないのかな。
「えっ、10万ドルじゃなくて、10万円です」
―あっ、そう。それじゃ、かなり厳しいね。
10万円の予算でどうにか来てくれるようにとプロに交渉するのは先生ではありません。宿題もある、調べものもある、好きなこともやりたい、ゆっくり眠りたい、デートだってしたい。それでもボランティアで一緒にイベントをやってくれる「先生」を探し、予算を立てたら学校にその費用を出してもらう交渉をし、現場に必要な人員を確保し、実行日まであれやこれや、
「もーどうにかして」
それでも生徒たちはやります。前に進みます。どうにかします。なぜ、「自分の学校だから」です。
いったい、どれほどの生徒が「母校のため」という錦の御旗をかかげて、「行動」できるでしょうか。理屈を言うのは簡単ですが、人生でとても時間を大切にしなければならない時期に組織のために尽くすといういわば古風な価値観を、理屈ではなくて、「実行」に移すほどに大切にできるでしょうか。
私は彼女からもっと話を聞きたくなりました。理念や主義といった観念的な言葉よりも、自分の感覚で動いている子どもたちから発せられる言葉には、飾らない魅力と筋の通った一貫性があると思うのです。ボーディングスクール生活は大変だったのでしょう。時として、孤立無援を感じることもあると思います。でも、どうにかする、そしてできたということが、ボーディングスクールで学んだ生徒たちのプライドなのではないかと思います。
そして、彼らがこれからさらに体験するのは、より多様で広範にわたる学習領域を持ったアメリカの大学での生活です。

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