留学コンシェルジュ

日曜コラム 英語レッスン

私は時間が許せば、希望する生徒に英語を教えます。
オフィスに直接来ることができない生徒にはスカイプでも構いません。
生徒たちにことば面白さを発見する応援をすることは楽しいことです。
2003年にわが子が留学した際、電話で英語を教えた経験が
今でも、風化せずに実践に生かされていると思います。
一方通行の英語講義はしません。
コミュニケーションのない英語クラスはお互いに楽しくないからです。
教材は英語の文章であれば何でも利用できます。
大切なことから教えていきます。
英会話というクラスは私に関してはありません。
何を伝えたいか、何を学びたいかということがなければ、
会話をしても面白くありません。
「英語がはなせたらいい」という漠然とした欲求に、
答えることは、私にとってはとても難しいことです。
英語を理解するうえで一番大切なこと、それは英語構造を理解することです。
英語構造とは、骨組みと肉付けです。
骨組みにあたるのが、文型であり、肉づけにあたるのが句や節、修飾語です。
これが理解できていないと、ある程度のところまでは、英語力は伸びますが
それ以上が期待できません。それ以上とは、TOEFLでいうと60点以上、
英検で言えば2級以上です。
英語のできる生徒は、英語構造の理解が徹底しています。
読むことと書くことをしっかり鍛えられている生徒は
英語のセンスもよくなります。
私がかかわった生徒はみな英語に関していいセンスを持ってほしいので、
その基礎を鍛える意味でもしっかり教えたいと思います。
留学1年目くらいの生徒は、耳から聞いた英語を生活のなかで、
理解しますが、文法面での知識が不十分なことが多いのです。
What should I have done? というフレーズを理解できても、
仮定法というルールについては知らない。
関係代名詞の所有格の用法がよくわかっていない。
英語をすらすらと日本語に訳すことができても、
上手に日本語を作っているだけで、一貫した英語の構造理解がないなど、
やっている本人がおそらく納得できない「英語力」なのです。
それでも、ガッツと社交性などで、アカデミックをカバーできる
生徒はいいですが、英語は留学生にとって必須のツールですから、
いつでも正しく使えるように、磨いておいてほしいと思います。
ことばに興味を持てば、多くの「なぜ」が生まれます。
そうすれば、それを解決したくなるのが、人情です。
そこまでいけば、このグローバル社会は今までで一番学びやすい社会です。
しかし、その逆にことばに興味がもてなければ、この社会は、
学習からもっとも遠く離れても差し支えない社会でもあるかもしれません。
私が若者たちに英語を教えるのが好きなのは、
私自身がいつまでもことばに興味を持ち続けたいということを
表現することの実践がそこにあるからです。

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