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☆ 日本の若者の野心3-100人の大学と塾の精神

<前日のブログに続きます>
生徒数100名ほどの大学の発展的専攻の可能性は24と前日のブログで
私は述べました。それらの代表的なものを挙げます。
農業生態研究、森林農業、動物文化研究、海洋生態学、異文化食品研究、環境観光学、環境化学、動物保護生態学、動物保護教育、生態人類学、環境法規、手芸と民話研究、森林・木工総合研究 自然史、国際農業経営、環境保護開発と農業実践、環境保全食品研究、環境保全と生活システム研究、環境保護協力研究、環境保護教育、野生動物生態研究保護
日本では聞きなれない言葉、概念がたくさん出てきました。さて、
これらは個人が発展的に専攻できることとSterling Collegeは言っていますが、
要するに素材を提供するから、あとは自分で考え、自分で計画し、
みずから行動してその道を進めということではないでしょうか。
私はここに日本とアメリカの考え方の決定的な違いがあると考えます。
私たちは、もしかすると与えられることにあまりに
慣れてしまっているように時々思います。
小さな時から、徹底して学習面で鍛えられている子どもたちも
その素材は初めから上手に、手ごろに加工されて、子どもたちに提供される。
すべては、与えられて、知識がどんどん蓄積されていきます。
一言でいえば、「もの知り」なのですが、それを使って作り出すとなると、
そのような訓練はされていないので困ってしまいます。
解決の方法など、学習カリキュラムには入っていません。
それではダメだということで、自分の意見を展開する技術をつけさようと
いうことになるのですが、なんとそのために、小学校のうちから、
短い論説文などを読ませて、評論させる。
子どもたちはすなおに学びますから、
理屈はうまく言えるようになるでしょう。
しかし、「どうしたいのか」ということに対する本音の解答は期待できません。
日本の教育は、このように肝心なところで受け身にまわっているのでは
ないでしょうか。そのほうが、間違えなく伝わり、
内容や結果の確認も容易だからかもしれません。
100人の学校、そこでの自立的生活、自分を見つめ、これからを考える、
社会を考える、そして世界を考える ― 言うは易く、行うは難しです。
それでも、組織としてやっていけるのは、それを構成する人たちに
明確な意思と希望があるからだと思います。
それは「野心」のコアになります。
Sterling Collegeが創立されたのは1970年代、
私立の高校がその母体でそこから発展して、大学となったそうです。
これからもこの学校は小さいままで、独自の考えに基づいて、
独自の道を進んでいくでしょう。
その精神はクラーク博士の言った、
Boys( & Girls) be ambitiousに共通するものがあると思います。

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