★アメリカボーディングスクール 合格発表時期
夏休み明け頃にスタートしたボーディングスクールへの出願手続きですが、1月末に締め切られます。期限に厳格なのは日本文化の基本だと思いますが、ボーディングスクールにおいては、鷹揚と言えます。やむを得ない事由で、推薦状、テストスコア、成績証明書などの提出が遅れた場合、こちらとしては決死の覚悟で、出願先校に遅れても受け付けてくれる旨を電話する場合もありますが、相手は驚くほどざっくばらんに1週間程度の遅れを「OK」するということが何度かありました。
たとえ、相手がどうであっても、期限を守ることは当たり前という私たちの習慣は失いたくないものです。
さて、ボーディングスクールの合否の発表は3月1日、ないしは10日が一般的で、出願者が登録したメールアドレスへの連絡、ないしは出願校のホームページに作ったオンライの自分のアカウントに結果が知らされます。
合格の場合は、一行目にCongratulationと出ますので、すぐにわかります。その反対に不合格の場合は、「残念な結果を私たちはあなたに伝えなければなりません・・・」などという、文章が先頭に来て、Not acceptedという言葉は2-3行後に出てきます。
いずれの場合も結果を知らせる第1段落の後に、条件、説明などが第2、第3段落と続きますので、必ず最後まで読んでください。たとえば、合格の条件として、サマースクールへの出席が義務付けられる場合もありますし、契約書の期限や、授業料の一部預け金の金額が明示されています。
不合格の場合でも、補欠合格(Waiting List)で、欠員が生じた場合、合格となる条件が第2段落にある場合もあります。
自分の行きたい学校に合格したら、学校指定の期限までに総授業料の5%から10%程度の預け金(Deposit)を支払います。最近はクレジットカードでの支払いができる学校も増えてきました。留学生はまだ電信送金が主流なので、クレジットカードの支払を希望する場合は、その旨を学校に連絡すれば、答えてくれます。
ボーディングスクールへの入学を最終的に決定するために、4月ころに1日体験入学をしてみるというのもユニークなボーディングスクールの習慣です。すでに学校訪問はしているケースが多いのですが、留学生の場合、スカイプでの面接ということもあります。
卒業までしっかり学べるかということを決めるために、1日の体験入学は、ボーディングスクールの生徒の立場で考える周到性を確認できる習慣であると思います。