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★中学・高校留学 スポーツ、芸術のためのボーディングスクール

<前日のブログに続きます>
「自分の好きなスポーツを本場で存分に行いたい」、「自分の好きな芸術分野を追求したい」という理由でボーディングスクールに留学することは大変なリスクが伴います。
第一に、スポーツの場合、英語圏の学校では、シーズンによって放課後に行うスポーツの種類が変わります。アメリカカナダの場合、1年間、夏を除く3シーズン制で秋、冬、春で種目が変わります。また、日本と違ってクラブ活動というかたちでスポーツが行われるわけではありません。ボーディングスクールでは、スポーツは全員参加が原則です。たとえば、バスケットボールをやりたい生徒が20名いたとすれば、3チームが結成されて、1軍(Varsity)、2軍(Junior Varsity)、3軍が独立してホーム、アウェイで試合をします。
芸術は、スポーツと違ってシーズン制ではありません。また、自分の専攻するクラス、たとえば絵画であれば、2科目くらいは、一般教養のクラスに加えて、取ることが可能です。音楽の場合は、演劇、ピアノ、弦楽器、ボーカルなどは、発表の機会が様々な形で年間を通じて作られています。
リスクというのは、アメリカボーディングスクールの場合、スポーツ、芸術にいくら特化していても、基本的には普通科高校のカリキュラムをしっかりとこなすことが要求されますから、学業がおろそかになれば、スポーツ、芸術活動が制限されるということです。
いくら特定のスポーツが好きでも、1年を通してそのスポーツのみを行うことはできませんし、アメリカの高校レベルでは、全国大会というのはありません。全国レベルでスポーツが盛り上がるのは、アメリカの場合大学になってからです。芸術に関しても同様に、たとえば、毎日オプションでピアノ、バイオリン、ギターなどのプライベートレッスンを受けることは可能ですが、学業不振に陥れば、当然プライベートレッスンも制限されます。
スポーツ、芸術が得意でその能力が十分に認められたとしても、通常の宿題や課題、授業などで選手たちが特別配慮されることはないといっていいと思います。
日本人留学生の場合、スポーツ、芸術に期待して留学した場合、専門分野では力が発揮できるかもしれませんが、日常のことについて、もし英語力が無ければ、あるいは、生活になじむことができなければ、専門分野を学校生活の中で続けることができないのです。
まず、学業が先というのが、英語圏のスポーツ、芸術特化留学の特徴と言えると思います。

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