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中学・高校留学のリスクについて5 英語力

<前日のブログに続きます>
英語力がないと留学のリスクが大きいと一般に信じられています。言葉が話せなければ留学は成功しませんが、「現在」言葉が話せないことが、留学ができないことにはなりません。英語圏の留学生受け入れ機関が、英語に堪能でない留学生を考慮して受け入れ態勢を作っているからです。
英語力というハンディを克服する工夫と努力を留学生のみに負わせるのではなく、受け入れ機関も留学失敗のリスクを軽減しようと努力しています。
日本の教育機関への留学生の受け入れ状況でこのことを例証してみます。たとえば、大都市の日本語学校で多くの留学生が大学入学を目指して勉強しています。日本の大学でもアジアを中心とした留学生を積極的に受け入れるために、留学生のための日本語クラスを正課の授業とは別に設置しているところもあります。また、人の集まる大都市には多くの日本語学校があります。そこで、大学入学を目指す留学生の「語学力」を向上させるニーズを満たすわけです。
しかし、いわゆる難関大学は初めから留学生に大学の授業についていけるだけの「日本語力」を要求し、自分の大学でそのインフラを整備することはないと思います。
教育機関においても、需要と供給の関係で留学生の受け入れバランスはある程度説明できると思います。
英語圏の中学・高校留学生受け入れは、今や世界をマーケットに展開している教育市場になりつつあります。70年代から始まった英語圏での留学生受け入れ積極化は、現在に至って初等、中等驚異機関にまで下がってきていると言えます。
もちろん、受け入れ側が要求する英語力というのは、人気のある学校、すなわち難関校と留学する生徒の年齢で大きく異なってきます。年齢が若ければ若いほど、「英語力」の習得は容易と学校がみなすため、高い英語知識は要求されない傾向にあります。高校2年時から2年間で英語圏の中等教育機関を卒業しようと思えば、TOEFLスコア80点以上はアメリカのボーディングスクールの場合であれば、当然要求されますし、それでも2年間で卒業という保証は得られません。
留学時の年齢と英語力を加味して、留学先を選定するために、公開されている資料や学校ホームページからでは読み取れない学校の特徴と入学難易度を判定することが、教育コンサルタントの役割と言えます。
英語力不足というリスクを回避するためには、日本で英語力をつけて留学に臨むという考え方もあります。しかし、英語のネイティブスピーカーと数十時間のマンツーマンで英語を学んだとしても、教わる側と教える側の目的が明確でないとその効果は期待できません。
「とにかく話せなければ・・・」という留学希望の本人と親の心配は、理解できますが、一般的な英会話をまなぶことと、留学という中等教育を全うすることでは、その目的が全くことなることを十分に理解する必要があります。

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