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★お母さんの役割6 教育の先を読む2

<前日のブログに続きます>
10代の子どもにとって、後々の人生の肥やしになるような本を読む時間よりも、試験対策をするほうが大事かどうかを判断するのは、親の大切な役割になっているかもしれません。本を読むことを否定する親はとても少ないと思いますが、かといって、読書を優先させて、勉強をさせないという親は皆無と言っていいと思います。社会人となる前に、多くの本を読むこと、試験にでることをしっかり勉強して良い結果をだすことは、両方ともに重要なことです。
しかしながら試験の結果に翻弄されてはなりません。知識の詰め込みに価値観を見出してはあまりにも情けないと私は考えます。年を経れば経るほどに、この考えを私は確信します。知っているからなぜ偉いのか、知っていることだけで将来を保障されるということは、あり得ないことです。
勉強することも、本を読むことも、学ぶという知的な活動の総体を私は教育であると定義したいのですが、そのもっとも大切な役割は、子どもたちが発する「なぜ」に正直に、そして誠心誠意で答え、解らないことを一所懸命に彼らと共に追求することなのだと思います。そうでなければ、教育はより物理的、直線的、わがまま放題の楽なことに置き換えられてしまうと思います。ゲームなどはその筆頭でなないでしょうか。勉強やるよりも、ゲームをやっていたほうが子どもたちは楽しいに決まっています。
「でも、それじゃぁ、偉くなれない」とコンサルタントになった時は、私は思っていました。そしたら、ある生徒から「なぜ偉くなるのですか、偉いってどういうことなのですか」と聞かれたことがあります。
今にして思うと、この生徒はとても賢いと思います。人生をその根本から見つめる哲学的思考を持てる人であると思います。この生徒の疑問に真摯に向き合うのが教育であり、先生というのはそのガイド役であると思えないでしょうか。偉いということを追求する、偉くなるということを考える。その答えを知りたい生徒は、「偉い人」を追求するかもしれませんし、「偉業」という形で調べ始めるかもしれません。少なくとも、生徒たちは、先生からパーフェクトな解答など期待してはいないでしょう。
そのような生徒のこころが理解できない人が、もし「偉いとは」と語るのであれば、教育の質は果たしていかがなものかと思うのは私だけでしょうか。私は教育機関に携わる者として、教育者ではありませんが、人類が作り出した素晴らしい文化をより正しく次の世代に継承してもらう努力だけは怠りたくありません。
つづく

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