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★お母さんの役割3 ほめること

子どもをほめることの大切さを認識していない親はいないと思います。相手を立て、欠点よりも良いところを見ていくということは、人間関係の基本として、誰もが意識している、あるいは意識したいことだと思います。しかしながら、わが子という特別な人間をほめるとなると、子どものほうが「どうしたの、なぜほめるの」などといつもと変わった親の言葉に戸惑うような笑えない現実があるかもしれません。
ほめるということは、意識の共感が基本ですから、ほめる側がその内容を自分のこととして嬉しく思わないと難しいのではないかと思います。小学、中学、高校生の留学をお世話していると、さまざまなケースに遭遇しますが、共通している点もあります。そのなかで、よく、お母さんから、「私も留学したかった」、「私が留学したい」といったことを聞きます。
私は、1か月くらいであれば、留学は可能ということをお伝えします。
また、そのようなケースであれば、ほめる素材を留学は無限に提供してくれるといっていいと思います。私の代わりに子どもがやりたいことを実行していると考えることができるからです。
「私がわが子の歳だったら、留学はできていない」これもよくお母さんから聞かれることです。であれば、ほめる素材は留学においては無限です。問題は、「いま」です。留学が未来の場合、いまという現実にたいていのお母さんは否定的です。すなわち、これで留学ができるだろうかということです。英語の勉強も特にするわけではなく、成績も留学が決まってからも、上昇をしているわけではない。「それでも、どこをほめたらいいのでしょうか」というのが、お母さんが直面している現実であるかもしれません。
もちろん、その反対のケースもありますが、留学する本人が留学決定後、日本で感じる危機感、学校訪問をした後のそれ、そして実際に留学してから現地で体験する危機感は、言葉が同じでも、それぞれが異質なものであれるのが現実です。
子どもたちは留学してみて、初めて驚きの体験をするといっていいと思います。いままでに、経験したことのない衝撃的な現実、言葉が通じないということだけでなく、食べ物の違い(日本の食べ物はとてもよくできています)、人の気持ちの違い、自分の弱さの認識など、それらに打ちのめされる状況になっていると思って間違えありません。
それでも、彼らは現場から逃げ出さずに努力をしている。
これをほめずに他を語ることはできません。そして、この背景を認識すればするほど、お母さんの留学している本人へのサポートはより深く、厚くなっていきます。その意識が本人に伝播する故に、英語力がゼロに等しい生徒であっても10代の留学には顕著な失敗がないのだと思います。
ほめること、それは小中高生の留学にとって、親のするべきことの筆頭であり、基本であることは間違えのないことであると私は確信しています。

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