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日曜コラム 皇居マラソン

週に2回ほど続けている皇居マラソンですが、私にとっては驚きの記録が、
先週火曜日に出ました。皇居一周、25分10秒です。
平均すると1キロを5分2秒で走ったことになります。
今までの記録は前年6月の26分24秒なので、1分14秒記録を更新しました。
マラソン選手とは当然のことながら、比較にはならない記録ですが、
私にとっては、20年ぶりの快挙でした。
自分でも驚くようなこの記録が出たのは、ペース―メーカーさんがいたからです。
オフィスの前、皇居の北側にある平川門からいつものように
ジョギングをスタートすると、がっしりした体型のランナーが
私を抜いていきました。ふくらはぎの異様な筋肉は長距離ランナーではなく、
あきらかにフルコンタクトのスポーツ、あるいは重量挙げでしょうか。
私はその人についていこうと決めて、少しペースを上げました。
平川門から、国立近代美術館を過ぎ、乾門からお堀が見えるところまでは、
登りなので、最初の1キロは6分かかることもあります。
そこを5分22秒で通過しました。いままででは最高ですが、
それほどきついわけではありません。
次の1キロはお堀を右手に見て100メートルほど下り、
イギリス大使館を右手に見て、陛下が外出する時の出口となる半蔵門を
過ぎたあたりなのですが、ここまでの記録がなんと5分4秒でした。
いつもよりも20秒近く短縮されています。
その地点から桜田門まで一気に下るので、5キロの中で一番のいい記録が
出やすいところです。そこでついに5分を切り4分48秒。
最後の2キロは、完全にフラットな道ですが、
ペースメーカーさんは、私を引っ張ってくれるのに
ちょうどよいスピードで走ってくれています。もちろん、
私がついていることを気にもかけてはいないと思います。
東京駅を右手に、左手に二重橋を見るところで、
私はペースメーカーさんを抜きました。そこから、
大手門を過ぎたところが、4キロ地点ですが、そのラップが5分ちょうど。
最後の1キロ、和気清麻呂像のある手前で、ペースメーカーさんが
ラストスパートをして、私をビュンと抜き去っていきました。
彼のゴールはその地点でした。
私は、あと300メートルほどのところで最後の力を振り絞り、
4分55秒のラップで通過、トータル25分10秒でゴールしました。
この記録はペースメーカーさんがいたおかげであることは間違えありません。
しかしながら、なぜ20年も前の記録に迫る走りが今できるのか、
とても不思議です。もしかすると、
自分で自分の限界を決めてしまっていたのではないかと思います。
それは、走ることだけではなく、日常のいろいろなことも実は自分で
勝手に限界や範囲を決めてしまっているのではないかと思うに至りました。
さて、その快挙から3日目、次のジョギングは気温が高すぎたのか、
ペースメーカー不在からか、平凡な記録に戻りました。
それが人生だと達観していますが、「まだまだできる、そしてやる」
という気概を持つことの大切さをかみしめています。

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