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特別コラム パウエル選手との語らい

学校訪問の旅を終えた機内で、私の隣の席にいた人はなんと、
元中日ドラゴンズ、94年から96年のセリーグ首位打者パウエル選手でした。
私が座席の前に本を置くのを見て、彼は「あっ、そうだ本を出すのを忘れてたよ」と気さくに私に声をかけてきました。
「あなたはベースボールファンですか」と聞かれたので、
「はい、ジャイアンツファンです」というと、
「ジャイアンツはダメね」と日本で言い、「落合知ってますか」
Yes, I know.というと、「パウエルです」といきなりきました。
「えっ、パウエル選手?」、私は野球知識は多くはありませんが、
中日でスラッガーとして活躍したパウエル選手がパッとひらめきました。
「オー、マイ、ガッシュ。私はラッキーです」と興奮した次の瞬間に
私は質問事項をメモし始めました。
パウエルさんはとても知的で温和な人でした。
現在はメジャーリーグ、サンディエゴパドレスで、
バッティングコーチをしているそうです。
今回は、ドラゴンズからの招待で来日したそうで、
1日には、沖縄でオープン戦を観戦するそうです。
日本のプロ野球選手をどう思われますかという私の質問に、
「日本には素晴らしい選手がたくさんいる。オチアイ、ノモ、イチロー、キヨハラ、ルーキーマツイ、ササキ」などなど、
松井選手がルーキーだったのが、パウエル選手の活躍の頃だったわけですが、
彼は、日本選手のメジャーでの活躍をたたえていました。そして、
「MLB(メジャーリーグベースボール)は世界のベストです。日本は25人の選手のうち、最初の12人はいいけど、13人目から25人がアメリカよりも劣っていると思う」さらに彼の話は続きます。
「日本には、スタメン外国人選手に制限があるが、アメリカにはない。だから、世界から能力のあるプレーヤーが集められる。ベネズエラ、ドミニカ共和国、日本、台湾、韓国、アフリカ、どこからでもアメリカはベースボール選手を受け入れています」
なるほど、アメリカのプロスポーツが強いのは、日本に比べて、
より広範囲から人材を集めることができることにあるかもしれません。
パウエルさんに日本の素晴らしいところを聞きました。
彼は、躊躇せずにPeopleと言いました。
特に、日本は年長者への敬意が素晴らしいというのです。
「しかし、そのための弊害もあるのでは・・・」という私の意見には、
あまり反応しませんでした。
おそらく、プロ野球というそもそも実力勝負の世界では、
努力は個人的なもので、先輩へのリスペクトは尊重されこそすれ、
選手個人の成長を邪魔するものではないのでしょう。
年上の人の知恵が彼には、有効に機能していると感じられたのだと思います。
パウエルさんは、日本で困ったことはなかったと言います。
「ベースボールはワールドランゲージだよ」という彼の言葉が印象的です。
彼は、日本を愛し、日本で開花したアメリカ人ベースボールプレイヤーの
筆頭といってもいいかもしれません。
2001年以来、久々に日本を訪問したパウエルさんに、
「日本で一番やりたいことはなんですか」と聞いたところ、
「ヤキニク」という答えが返ってきました。
パウエルさん、焼き肉たくさん食べて、
これからも野球の世界に貢献してください。

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